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 《がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許をめぐり、ノーベル医学・生理学賞受賞者の本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授が、小野薬品工業(大阪市)を相手取り約262億円の支払いを求めた訴訟は2日午後、大阪地裁で本庶氏の本人尋問が始まった。小野薬品などが米製薬大手メルクに対して起こした特許権侵害訴訟への協力について、本庶氏の弁護人からの質問が続いた》 --(メルク訴訟について)協力しないという選択肢はあったのか 本庶氏「私は一研究者としてがんを救うことができればよく、特許を持たないことも検討していた。でも将来、京大の若い研究者が育つには資財を獲得することが必要だった」 --特許を今後の研究に役立て…