非効率な受付業務をデジタル化するクラウド受付システムなどを展開するRECEPTIONIST(レセプショニスト)は7月19日、グローバル・ブレインからの資金調達実施と、ベンチャーキャピタル(VC)9社と連携して、投資先スタートアップをRECEPTIONISTのサービスで支援する「VC連携 スタートアップ支援プラン」の提供開始を発表した。
元受付嬢として、受付業務の非効率性を熟知する代表取締役CEOの橋本真里子氏は、2016年にRECEPTIONISTを設立し、2017年1月に受付業務をデジタル化するクラウド受付システム「RECEPTIONIST」をリリース。2021年4月時点には、導入企業4000社となったという。橋本氏は、日程調整や会議室管理も受付業務同様に効率化の必要性を感じていたことから、日程調整ツール「調整アポ」、会議室管理の「RECEPTIONIST for Space」も開発し、展開している。
RECEPTIONISTは受付システム・受付方法において特許(第6429965号)を取得しており、調整アポ、RECEPTIONIST For Spaceと併用することで、「日程調整→会議室予約→来客受付→会議室管理までをワンストップで効率化」できるという。橋本氏はこれを、「人がやらなくて良い仕事はシステムに任せ、社会や人々に余白をつくり、工夫して仕事できるためのコミュニケーションサービス」と位置づけて成長を目指している。金額は非公表ながら、今回調達した資金は、これらサービスの拡大・加速をはかるための採用・開発強化に役立てられる。
同時に発表された「VC連携 スタートアップ支援プラン」は、9社のVCとの連携により、各社の投資先企業にRECEPTIONISTの3つのサービスを6カ月間無料で提供するというプログラム。業務の効率化を支援し、本来の事業に専念してもらうという。参加VCは、ANRI、iSGSインベストメントワークス、ABBALab、グローバル・ブレイン、Salesforce Ventures、大和企業投資、ツネイシキャピタルパートナーズ、Bonds Investment Group、One Capitalとなっている。
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