中東のレバノンで首相候補に指名されていたミカティ氏による新内閣が発表された。
レバノンでは去年起きた大規模な爆発以降、1年以上にわたり政治的な空白が続いていた。レバノン大統領府は10日、ミカティ氏による新内閣樹立で
合意がなされたと発表。テレビでの会見でミカティ氏は涙ながらに「国民の4分の3が貧困に陥っている」として問題解消への意欲を示した。
レバノンでは去年8月に大規模な爆発が起き、責任を問われた内閣が辞職して以降、宗教や宗派間の対立から、1年以上にわたり組閣ができず、政治的空白と経済危機が続いていた。過去に2度首相を務めたミカティ氏は、国民の一部から既得権益層と見られており、広範囲な支持を受け、混乱を収拾できるか注目が集まる。(ANNニュース)