小田急線とJR南武線が交わり、それぞれ16万人以上が乗降する川崎市多摩区の登戸駅。その駅前にあるバス停の時刻表に目が釘付けになった。ほとんどが空欄で、毎週土曜日に1便しかなかったからだ。過疎化の進む地方の話ではない。都会のターミナルを発着するバスが週1便なのである。気になって取材を始めると、全国には年に片道1便しか運転されない“幻の路線バス”があることも分かった。採算はとれているのか。そもそも何のために走っているのか。
小田急線とJR南武線が交わり、それぞれ16万人以上が乗降する川崎市多摩区の登戸駅。その駅前にあるバス停の時刻表に目が釘付けになった。ほとんどが空欄で、毎週土曜日に1便しかなかったからだ。過疎化の進む地方の話ではない。都会のターミナルを発着するバスが週1便なのである。気になって取材を始めると、全国には年に片道1便しか運転されない“幻の路線バス”があることも分かった。採算はとれているのか。そもそも何のために走っているのか。