白血病やリンパ腫の新たな治療手段として注目されている「CAR-T細胞療法(キムリア)」。しかしこの治療法では治療費が1回5000万円という高額なものだそうだ(BUILT)。
その理由として、この療法に使用されるキムリア点滴静注の原材料は、院内で対象患者から採取されたものから作成される。その加工までの過程として院内で凍結処理を行い、製造メーカーであるノバルティスの指定製造施設へ発送し、加工処理されて再び病院に届くという流れが必要となっている。このうち凍結処理の前段階では、院内でバイオハザード対策用キャビネット内で複雑な作業工程が必要。そのことが運用の煩雑さや管理にコスト増につながり、それが価格上昇の一因になっていたようだ。
pongchang 曰く、
「CAR-T細胞療法(キムリア)」用のクリーンルームの設置の記事。
ヒト体細胞加工製品で製造工程の一部を院内で担うことになるため、GMP(Good Manufacturing Practice)に準拠する必要がある。5000万円という薬価にはこのような院内設備の価格も含まれる。
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