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「(日本は)居心地のよい場所にとどまり続けるとゆでガエルになる。今を変化のチャンスとしたい」――。今年1月に行われたオンライン版ダボス会議「ダボス・アジェンダ」におけるパネル「Japan’s Great Reset」で、SOMPOホールディングス社長、櫻田謙悟氏はこう述べた。世界がステークホルダー資本主義へと向かう中、日本が「グレート・リセット」(大転換)を実現できず、「失われた30年」から抜け出せないのでは、という危機感がにじみ出た発言だった。あれから8カ月がたち、日本企業は行動を起こしているのだろうか。