電気料金が高いと感じて電力会社を見なおしたい方や、引っ越しにともない新しく電力会社と契約する必要がある方は、どの電力会社にするか迷ってしまうでしょう。
電力会社を比較するうえで、押さえておきたいポイントと注意点があります。
- 新電力について理解する
- 家族構成やライフスタイルに適したプランを検討する
- キャンペーンをチェックしたうえで月額料金を算出する
この記事では、世帯別のおすすめ電力会社や、利用者が増加傾向にある電力会社を、あわせて10社ご紹介します。
また、電力会社を乗り換える際の流れや、比較するうえでよくある質問も紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
電力会社を比較するために押さえておきたい3つのポイント
電力会社を比較する際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 新電力が安い傾向にある
- 今の自分の契約内容をしっかり確認し、家族構成・ライフスタイルにあったプランを選ぶ
- キャンペーン内容も含めた最終的な月額で確認する
順番に詳しく解説します。
新電力が安い傾向にある
新電力とは、電力の自由化によって新規参入した電気販売業者のことです。
新規参入する電気事業者は、石油や鉄工化学といった広い敷地や、住宅・通信会社・商社など広大な土地には設備をもっていない傾向にあります。
新電力は使用者をある程度絞っているため、小さい設備でも運用できるのです。
そして、そのぶん管理しなければならない範囲がせまく、人件費を抑えられています。
管理費や人件費を抑えられるため、電気料金を安くしやすくなるというわけです。
新電力には、ほかのサービスとセットで利用できるプランや、再生可能エネルギーを使ったプラン、日本卸電力取引所が販売している電気を仕入れて、従量料金単位が変わるプランなど種類が豊富です。
今の自分の契約内容をしっかり確認し、家族構成・ライフスタイルにあったプランを選ぶ
電力会社は数十社以上におよびます。
自分に適した会社を選ぶためには、まず現在の電力会社とどのような契約を結んでいるのか把握することが重要です。
現在契約中の電力会社のホームページからマイページへアクセスし、契約内容をチェックするか、検針票を見て内容を確認しましょう。
とくに大切なチェックポイントは、「契約アンペア数」と「電力使用量」の2つです。
1回に使用できる電気量のことで、アンペア数が上がるにつれて基本料金も上がります。東京電力によると、1世帯あたりの平均アンペア数は34.88アンペアです。
この数値をもとに考えると、通常の契約アンペア数の目安は以下のようになります。
一人~二人暮らし | 30アンペア |
二人~三人暮らし | 40アンペア |
四人~五人暮らし | 50~60アンペア |
電気の使用量は、1ヶ月間でどの程度の電気を使ったのかを示した数字です。電力会社のWebサイトや検針票では、使用量は「kWh」という単位で示されています。
電気料金の価格は使用した電力量によって変動します。
使用量別に見て料金が安い電力会社と契約することが、電気料金を節約するためのカギです。
なお、電気使用量の目安は以下のように考えましょう。
一人暮らし | 150~220kWh |
二人~三人暮らし | 200~300kWh |
四人~五人暮らし | 350~450kWh |
ただし、季節によって使用する電力量は増減します。
おのずと、夏や冬のようにエアコンや暖房器具を多用する時期は電気使用量が増えます。
電気使用量が少ない季節だけで比較すると、マッチする電力会社を見誤ってしまうかもしれません。
1年間トータルの電気使用量を確認しながら、電力会社を選びましょう。
もうひとつ重要なポイントとして、「電気料金プラン」があります。
プラン3種類に分かれるので、それぞれのメリットと特徴をかんたんに解説していきましょう。
従量電灯プラン
使用した分だけ料金を支払う方法で、以下のように計算します。
1kWhあたりの単価は電力量によって変動しますが、時期や時間帯によって電気料金が変わることはありません。
時間帯変動プラン
電気を使う時間帯によって料金が変動するプランです。
料金は夜間ほど安く、日中ほど高くなることが一般的といえます。
オール電化の場合は夜間に給湯器を使用するため、電気料金が安くなりやすいでしょう。
定額制プラン
「〇kWhまでは△円」という形で定額制にしているプランです。
毎月の電気料金が一定額に定まりやすく、料金の変動が少ないことがメリットです。
料金が安定しやすく、とくに電気の使用量が多いご家庭にとって魅力的といえるでしょう。
上記3プランのなかでもっとも一般的なのは「従量電灯プラン」です。
大きな欠点が見当たらないプランなので、電力会社を乗り換えるとしても従量電灯プランを選べば問題ありません。
しかし、ライフスタイルによってはその他プランのほうがお得になる場合もあります。
時間帯変動プランや定額制プランの契約も視野に入れましょう。
キャンペーン内容も含めた最終的な月額で確認する
電力会社によっては、契約時にポイントをもらえたり、基本料金が無料になったりといったキャンペーンを行っていることがあります。
キャッシュバックや、スマホとのセット割などの特典を電気料金の総額から差し引いて、最終的な月額料金を比較しながらお得な電力会社を選びましょう。
キャンペーンは終了と再開を繰り返す傾向にあるため、お得なキャンペーンが登場するまで契約を見合わせることもおすすめです。
電力会社を選ぶ際の3つの注意点
電力会社を選ぶ際は、以下の3点に注意しましょう。
- 電力会社の対応エリアを確認する
- 解約金が設けられていると切り替えの際に出費が増える
- サポートが充実していないとトラブルが発生した際に不便
それぞれを詳しく解説します。
電力会社の対応エリアを確認する
全国にサービスを展開する電力会社もありますが、関東地方や関西地方限定など対応エリアが限定されるケースも少なくありません。
電力会社を比較する際は、契約を希望しているエリアでサービスを提供している電力会社かどうか、最初に確認しておきましょう。
解約金が設けられていると切り替えの際に出費が増える
電力会社によっては契約期間が決められており、期間の途中で解約すると違約金がかかる場合があります。
解約金の相場は数百円~数千円ですが、出費であることに変わりはありません。
解約金の有無や発生・免除の条件をあらかじめチェックしましょう。
サポートが充実していないとトラブルが発生したい際に不便
電力に関するトラブルが発生する可能性もあるので、契約予定の電力会社がアフターフォローなどに力を注いでいるかどうかも確認しましょう。
サポートの内容や質は電力会社によって異なりますが、ノウハウが豊富な大手電力会社や、老舗の電力会社ほどサポートが充実する傾向にあります。
【結論】世帯別おすすめ電力会社
世帯別に見たおすすめの電力会社を、それぞれ1社ご紹介します。
今回は読者の方が関東にお住まいであることを想定し、関東地方で契約できる電力会社に絞りました。
一人暮らし向けおすすめ電力会社「CDエナジー」
「CDエナジー」では、一人暮らし向けのプラン「シングルでんき」を提供しています。
1ヶ月あたり150kWhで電気を使用する場合の料金が業界最安値水準なので、単身者にとって最適でしょう。
また、電気とガスをセットで契約すると、基本料金と電力量料金0.5%相当が割り引きされます。
また電気代を支払う際は、Tポイントやdポイントをためたり、ポイントを電気料金にあてたりといった形で活用できることも魅力的です。
電気代だけではなく、ガス代も一緒に節約して、ポイントもたくさんためたいという一人暮らしの方には最適な電力会社といえるでしょう。
二人〜三人暮らし向けおすすめ電力会社「よかエネ」
二人〜三人暮らし向けのおすすめ電力会社として、「よかエネ」が挙げられます。
電気料金はほかの事業者よりも10%安くなり、ガスとセットで契約するとさらに2%安くなります。
ほかの電力会社と比べて最大12%もお得になることが特徴で、ガスも同時に契約したい方に最適です。
また、電力会社を乗り換える際の解約金がかかりません。
引っ越す予定がある方や、いくつかの電力会社を実際に利用してみてから、もっともマッチする電力会社を決めたいという方にもおすすめです。
四人以上の家族におすすめ電力会社「HTBエナジー」
四人以上のファミリー向け電力会社としては、HISが運営する「HTBエナジー」がおすすめです。
HTBエナジーでは、20・30・40Aのウルトラプランと、50・60Aのプライムプランのいずれかを選べます。
とくにプライムプランは、多くの電量が必要なファミリーにぴったりです。
1日2時間分の電気料金が無料になるプランや、昼間時間帯が5~15%割り引きになるプランを選ぶこともできます。
おすすめ電力会社10社
上記でご紹介した電力会社以外も検討したいという方に向けて、おすすめ電力会社を10社詳しくご紹介します。
ENEOSでんき
「ENEOSでんき」は、大手ガソリンスタンド「ENEOS」が2016年に開始したサービスです。
シナジーカードやENEOSカードを使って電気料金を支払うと、電気料金とガソリン代の両方が割引になります。
さらに、長時間利用することにより電気代が安くなるプランが用意されています。
電気代からガス代、ガソリン代といった支出をすべて節約でき、家族が多いほど割引による恩恵を多く受けることが可能です。
24時間対応のサポートをも用意しているENEOSでんきの特徴を、目安の月額料金を交えながらチェックしてみましょう。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 286円00銭 | 285円00銭 | 297円00銭 | |
15A | 429円00銭 | 445円50銭 | |||
20A | 572円00銭 | - | 594円00銭 | ||
30A | 858円00銭 | - | 891円00銭 | ||
40A | 1,144円00銭 | - | 1,188円00銭 | ||
50A | 1,430円00銭 | - | 1,485円00銭 | ||
60A | 1,716円00銭 | - | 1,782円00銭 | ||
従量料金 | ~120kWh | 19円88銭 | 20円85銭 | 20円31銭 | 17円28銭 |
~300kWh | 24円54銭 | 24円77銭 | 23円99銭 | 22円25銭 | |
300AkWh | 26円22銭 | 26円49銭 | 26円80銭 | 23円97銭 | |
月額料金の目安※ | 6,052円 | 6,098円 | 5,083円 | 5,982円 | |
プラン |
|
||||
対応エリア | 北海道、東北、北陸、関東、中部、関西、中国、四国、九州 | ||||
キャンペーン | なし | ||||
サポート対応時間 | 24時間365日(電気の困った!駆けつけサービス) | ||||
違約金の有無 | 1,100円(にねん とく割に加入中の場合) | ||||
公式サイトURL | こちらから |
※40Aで200kWhを使用した場合
ソフトバンクでんき
ソフトバンクでんきは、ソフトバンクスマホとのセット割を適用できる電力会社なので、ソフトバンクユーザーの方や、ソフトバンクスマホを使っているご家族が多い方におすすめです。
基本料金が0円になるプランと、基本料金未設定のプランがあり、後者はco2排出実質ゼロや再生可能エネルギー比率100%を掲げている、省エネ志向の強いプランといえます。
新規契約すると最初の月の電気代が無料になるキャンペーンも実施しているため、お得に契約できる電力会社です。
項目 | 関東 | 中部 | 関西※1 | 九州※2 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 10Aにつき | 286円00銭 | 285円00銭 | 297円00銭 | |
従量料金 | ~120kWh | 19円68銭 | 20円82銭 | 20円30銭 | 17円28銭 |
~300kWh | 26円21銭 | 25円25銭 | 24円10銭 | 22円36銭 | |
300AkWh | 30円26銭 | 28円17銭 | 27円80銭 | 24円75銭 | |
月額料金の目安※ | 6,386円 | 6,194円 | 4,744円 | 5,660円 | |
プラン |
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||||
対応エリア | 全国 | ||||
キャンペーン |
|
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サポート対応時間 | 年中無休:午前9時~午後8時 | ||||
違約金の有無 | 550円 | ||||
公式サイトURL | こちらから |
料金はおうちでんきプラン(九州のみくらしでんきプラン)の場合
※40Aで200kWhを使用した場合
※1:関西は最初の15kWhまで285円00銭
※2:九州では「おうちでんき」の取り扱いはなし
エルピオでんき
シンプルな電気料金の安さを重視するならば、「エルピオでんき」を見過ごすわけにはいきません。
ポイント還元やキャンペーンを行うことはまれですが、広告やキャンペーン費用を削ることで電気料金を安くし、契約者に還元しています。
定額プランが用意されている電力会社なので、電気やガスの使用量が多く、毎月の料金を安定させたいという方におすすめです。
都市ガスとの同時申し込みで電気料金を割引にするサービスを行っていることもあるので、お得なタイミングを見逃さずに契約しましょう。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 30A | - | 743円52銭 | 0円 | 0円 |
40A | 1,086円80銭 | 937円04銭 | |||
50A | 1,344円20銭 | 1,171円29銭 | |||
60A | 1,613円04銭 | 1,497円22銭 | |||
従量料金 | ~120kWh | 18円84銭 (60Aのみ18円65銭) |
23円62銭 | 22円20銭 | 22円91銭 |
~300kWh | 23円03銭 | ||||
300AkWh | 25円78銭 | ||||
月額料金の目安※ | 5,692円 | 5,661円 | 4,440円 | 4,582円 | |
プラン |
|
||||
対応エリア | 東北、北陸、関東、中部、関西、中国、四国、九州 | ||||
キャンペーン | キャッシュバックキャンペーン | ||||
サポート対応時間 | 24時間365日(エルピオでんき安心駆けつけサービス) | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
料金は関東・中部がスタンダードS、関西・九州が使った分だけSの場合
※40Aで200kWhを使用した場合
エルピオでんきの詳細を見る
HISでんき
「HISでんき」は、旅行代理店大手のHISが運営しています。
基本料金・従量料金が最大8%お得になる電力会社で、切り替えをする際に初期費用などもかかりません。
また、Skywalker Cardを使って電気料金の支払いをすると、1,000円ごとにポイントがたまり、HISの旅行商品券などに交換できます。
HISでんきの契約者は、国内旅行・海外旅行を問わず、HISを利用する際の旅行代金が最大3,000円安くなるので、旅行好きな方にもおすすめです。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 20A | 560円56銭 | 310円33銭 | 582円12銭 | |
30A | 858円00銭 | 806円52銭 | 837円54銭 | ||
40A | 1,052円48銭 | 1,092円96銭 | |||
50A | 715円00銭 | 715円00銭 | 742円50銭 | ||
60A | 858円00銭 | 891円00銭 | |||
従量料金 (40A) |
~120kWh | 18円29銭 | 19円38銭 | 18円49銭 | 16円06銭 |
~300kWh | 24円37銭 | 23円50銭 | 23円47銭 | 21円22銭 | |
300AkWh | 28円13銭 | 26円21銭 | 26円65銭 | 23円98銭 | |
月額料金の目安※ | 5,926円 | 5,752円 | 4,652円 | 5,336円 | |
プラン |
|
||||
対応エリア | 全国 | ||||
キャンペーン | なし | ||||
サポート対応時間 | 平日10時~18時(HTBエナジーワンダーサポート) | ||||
違約金の有無 | 2,200円(1年未満に解約した場合) | ||||
公式サイトURL | こちらから |
料金は従量電灯B、関西は従量電灯Aの場合
※40Aで200kWhを使用した場合
楽天でんき
「楽天でんき」は、使った分だけ支払うというシンプルな料金システムを採用しており、ガスとセットで契約するとお得なプランも用意しています。
楽天ポイントがたまる・使えることも魅力的であり、楽天ガスとセットで新規申し込みをすると、3,000ポイントをプレゼントするというキャンペーンも実施中です。
また、マイページでは電気とガスそれぞれの使用量と料金がグラフで表示されるため、使いすぎを防止して節約につなげやすい電力会社でもあります。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 0円 | |||
40A | |||||
50A | |||||
60A | |||||
従量料金 | ~120kWh | 26円50銭 | 22円50銭 | 23円50銭 | |
~300kWh | |||||
300AkWh | |||||
月額料金の目安※ | 5,300円 | 4,500円 | 4,700円 | ||
プラン |
|
||||
対応エリア | 全国 | ||||
キャンペーン |
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サポート対応時間 | 月~日10時~18時(楽天でんき カスタマーセンター) | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
料金はプランSの場合
※40Aで200kWhを使用した場合
あしたでんき
「あしたでんき」が用意している料金プランは、2種類あります。
いずれも従量単価が一定なシンプルな料金体系なので、自分にあったプランを選びやすいことが特徴的です。
従量単価は電気の使用量が増えれば増えるほど高くなることが普通ですので、多くの電力を消費するファミリー層にはとくにおすすめできます。
また申し込みは最短10分程度で完了し、できるだけかんたん、かつスピーディーに申し込みを済ませたいという方に向いていることも魅力といえるでしょう。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 標準 プラン |
0円 | |||
たっぷり プラン |
3,000円 | ||||
従量料金 | 標準 プラン |
26円00銭 | 22円00銭 | 23円00銭 | |
たっぷり プラン |
21円50銭 | 17円50銭 | 18円50銭 | ||
月額料金の目安※ | 5,200円 | 4,400円 | 4,600円 | ||
プラン |
|
||||
対応エリア | 東北、関東、中部、関西、中国、九州 | ||||
キャンペーン | なし | ||||
サポート対応時間 | 月~土9時~17時(あしたでんきカスタマーセンター) | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
※標準プランで200kWhを使用した場合
Looopでんき
「Looopでんき」は、東日本大震災におけるボランティアがきっかけで誕生した、電力自由化がはじまるよりも前から運営を続けている電力会社です。
特徴的なポイントは基本料金が無料に設定されていることです。
使った分だけ料金を支払うというシステムであるため、電気使用量が少ない一人暮らしの方や共働きの世帯におすすめできます。
Looopでんきによるシミュレーションでは、3人世帯だとしても、以前の電力会社と比較して年間約16,000円も安くなるという結果も出ており、使い方次第ではとてもお得ですよ。
項目 | 関東 | 中部 | 関西 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | おうち プラン |
0円 | |||
ビジネス プラン |
|||||
従量料金 | おうち プラン |
26円40銭 | 22円40銭 | 23円40銭 | |
ビジネス プラン |
27円50銭 | 23円40銭 | 24円40銭 | ||
月額料金の目安※ | 5,280円 | 4,480円 | 4,680円 | ||
プラン |
|
||||
対応エリア | 全国※1 | ||||
キャンペーン |
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||||
サポート対応時間 | 年中無休9時~20時 | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
※おうちプランで200kWhを使用した場合
※1:沖縄はおうちプランのみ
リミックスでんき
「リミックスでんき」は、経済産業新資源エネルギー庁にコンサルティングも実施している、信頼性の高い電力会社です。
仮想通貨を取り扱う株式会社リミックスポイントが運営しています。
母体企業の強みを生かし、東京電力などの通常料金と同額である代わりに5%分の仮想通貨を付与するプランを用意するなど、ユニークなプランを展開する企業です。
仮想通貨が不要な場合は、基本料無料で使い放題になるプランを利用でき、とくに120kWhまでの料金が他社と比較して割安になります。
項目 | 関東 | 中部 | 関西※1 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 815円10銭 | 323円95銭 | 846円45銭 | |
40A | 1,086円80銭 | 1,128円60銭 | |||
50A | 1,358円50銭 | 1,410円75銭 | |||
60A | 1,630円20銭 | 1,692円90銭 | |||
従量料金 | ~120kWh | 18円88銭 | 19円98銭 | 19円29銭 | 16円58銭 |
~300kWh | 25円15銭 | 24円23銭 | 24円42銭 | 21円90銭 | |
300AkWh | 29円04銭 | 27円03銭 | 27円26銭 | 24円75銭 | |
月額料金の目安※ | 6,116円 | 5,932円 | 4,841円 | 5,508円 | |
プラン |
|
||||
対応エリア | 北海道、東北、北陸、関東、中部、関西、中国、四国、九州 | ||||
キャンペーン | なし | ||||
サポート対応時間 | 平日11時~17時 | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
料金は電気代割引プランの場合
※40Aで200kWhを使用した場合
※1:従量電灯Aの場合
丸紅新電力
「丸紅新電力」は、総合商社の丸紅のグループ会社であり、日本全国数十ヶ所に発電所を所有しているため、安定した電力供給を行えることが特徴です。
プランの数が豊富なことも魅力のひとつになっており、特定のスポーツチームを応援しているという方にとっては見逃すことのできない電力会社でもあるでしょう。
とくに1ヶ月で300kWh以上の電力を消費する場合にお得な電力会社なので、4人以上で暮らしているファミリー世帯におすすめです。
項目 | 関東 | 中部 | 関西※1 | 九州 | |
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 803円00銭 | 1,089円00銭 | 286円01銭 | 891円00銭 |
15A | |||||
20A | |||||
30A | |||||
40A | 1,089円00銭 | 1,133円60銭 | |||
50A | 1,375円00銭 | 1,430円00銭 | |||
60A | 1,661円00銭 | 1,727円00銭 | |||
従量料金 | ~120kWh | 19円78銭 | 21円02銭 | 20円29銭 | 17円44銭 |
~300kWh | 26円38銭 | 25円49銭 | 24円59銭 | 22円76銭 | |
300AkWh | 26円15銭 | 24円85銭 | 23円60銭 | ||
月額料金の目安※ | 6,365円 | 6,187円 | 5,186円 | 5,685円 | |
プラン |
|
||||
対応エリア | 北海道、東北、北陸、関東、中部、関西、中国、四国、九州 | ||||
キャンペーン | なし | ||||
サポート対応時間 | 平日9時~20時、土曜9時~17時 | ||||
違約金の有無 | なし | ||||
公式サイトURL | こちらから |
※料金はプランSの場合(関東、中部、九州は従量電灯B、関西は従量電灯A)
※40Aで200kWhを使用した場合
東京ガス
首都圏限定のサービスにはなりますが、大手企業と契約したいと考えている方におすすめなのが、「東京ガス」の電気プランです。
解約金がかからず、電気代に応じたポイントをもらえるため、月々の電気料金以外からもたくさんのメリットを感じられる可能性があります。
電力使用量が多い場合に割安になるプランを導入しているので、電気の使用量が多い3人以上で暮らしている世帯におすすめできる会社です。
項目 | 関東 | |
---|---|---|
基本料金 | 10A | 286円00銭 |
15A | 429円00銭 | |
20A | 572円00銭 | |
30A | 858円00銭 | |
40A | 1,144円00銭 | |
50A | 1,430円00銭 | |
60A | 1,716円00銭 | |
従量料金 | ~120kWh | 19円78銭 |
~300kWh | 25円29銭 | |
300AkWh | 27円36銭 | |
月額料金の目安※ | 6,202円 | |
プラン | 基本プラン | |
対応エリア | 関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県) | |
キャンペーン | 「基本プラン・ずっとも電気3」の新規お申し込みで電気代基本料金3ヶ月無料 | |
サポート対応時間 | 月~土9時~19時、日祝日9時~17時 | |
違約金の有無 | なし | |
公式サイトURL | こちらから |
※40Aで200kWhを使用した場合
電力会社を乗り換える際のかんたんな流れ
電力会社を乗り換える際は、現在契約している電力会社に解約を申し入れ、新しい電力会社と新規契約を結びます。
まずは乗り換え先の電力会社と契約プランを決めてからオンラインで申し込み、切り替えをする日が確定したらスマートメーターを設置しましょう。
ここからは、電力会社を乗り換える際に注意すべきポイントと、契約する際の注意点を詳しくご紹介します。
初めて電力会社と契約する際の注意点
初めて電力会社と契約をする際は、現在契約している電気の使用停止と、新しい電力会社による使用開始の連絡を、それぞれ1週間前までに行う必要があります。
利用停止・開始の手続きはそれぞれの電力会社のWebサイトから行えますが、手続きができるのは解約・契約予定日の1ヶ月前からです。
引っ越すタイミングによっては、もともと住んでいた自宅で発生する電気料金が日割りで発生します。
二重請求を受ける日数が少しでも減るように、引っ越しと解約・契約のタイミングを合わせましょう。
新居で電気を利用する場合、手続きが必要なのは電力会社を変える場合に限られます。
新居で導入している電力会社をそのまま使う場合は、手続きが不要です。
なお、電力会社との解約・契約の際に現地での立ち会いはいりませんので、引っ越しなどの作業と並行して手続きを進められます。
先述したとおり、電力自由化によって自由に電力会社を選べる時代になりました。
とはいえ、マンションやアパートの場合は電力会社が指定され、自分で選べない場合があることに注意が必要です。
たとえばマンションの場合、「高圧一括受電契約」を結んでいるケースも多く、この場合はマンションが加入している電力会社以外を選べません。
マンションで自由に電気を選べるかどうかは、不動産会社に高圧一括受電契約の有無を質問するか、マンションの管理会社や管理組合に問い合わせるとわかります。
そのほかの注目すべきポイントは、電力をデジタル計測して電気使用量を計算する、「スマートメーター」が設置されているかどうかです。
例外的にスマートメーターなしでも電気を使える場合がありますが、基本的にはスマートメーターがなければ電気を使えません。
スマートメーターが設置されていない場合は、引っ越しする場所にあらかじめスマートメーターを設置して、引っ越し当日から確実に電気を使えるように備えましょう。
電力会社を乗り換える際の注意点
電力会社を乗り換える際は、現在利用している電力会社に対して違約金を、新しく契約する電力会社に対して事務手数料を支払う可能性があります。
契約期間内に解約する場合は原則として違約金がかかります。
セット割を適用させている場合も、それに応じた違約金が発生することもあるため、合計でいくらの支出が出るのかを確かめておきましょう。
違約金の金額は電力会社によって異なりますが、一例として「ENEOSでんき」の2年契約に加入している場合、契約期間中に解約すると違約金1,100円(税込)が発生します。
違約金の相場は500~5,000円前後と、プランによって大幅に異なります。
違約金が高額な場合は、契約満了まで現在の電力会社を使い続けるといいでしょう。
ただし、違約金が発生する可能性があるのは、電力自由化後に電力会社を乗り換えた経験があるという場合のみです。
電力自由化が進む前の「従量電灯B」や「従量電灯C」といったプランに加入している場合は、基本的に違約金がかからないので、今すぐ解約しても余計なお金はかかりません。
乗り換え先の電力会社に関しては、事務手数料として3,300円(税込)前後を初回のみ支払わなければならない場合があります。
なかには、事務手数料などの初期費用を0円に設定しているお得な電力会社もあります。
月々の電気料金以外にかかる費用についても契約前に確認して、お得な電力会社を選びましょう。
電力会社を比較する上でのQ&A
電力会社を比較するうえでの疑問は、いくつかあるはずでしょう。
最後によくある質問にお答えするので、気になる項目をチェックしてみてくださいね。
電力自由化と新電力って?
以前は、住んでいる地域によって固定された電力会社を利用することが決められており、東京電力や中部電力、関西電力などの10社だけが電気の販売を行っていました。
しかし2016年4月に電力自由化が行われ、電気を販売できる電力会社の制限がなくなりました。
そのため、多くの民間企業が電気事業への参入を果たしたのです。
電力自由化にともない、新しく電力の販売事業に参入した企業のことを「新電力」と呼びます。
電力会社を乗り換えるだけで電気料金が安くなる?
東京電力や関西電力などが用意している、基本料金や従量料金を下回る料金の電力会社が多いため、乗り換えるだけで電気料金が安くなる可能性は高いでしょう。
なかには、今まで当然のようにかかっていた基本料金が0円の電力会社もあります。
電気の使い方を変えなくても、毎月数百円~千円超の節約をすることも容易です。
夜間に電気を使うことが多い場合に割安で契約できるプランや、ポイントを還元してくれる電力会社も存在しており、料金面以外でもお得に感じられるポイントはたくさんありますよ。
電力会社を比較するうえでのポイントと注意点は?
もっとも重要なのは料金プランの詳細を確認して、どれくらいの料金がかかるかを、それぞれの電力会社のシミュレーションを使いながら調べることです。
料金プランは電力会社によって特徴が異なります。
電気を多く使った場合は安くなるけれど、電気の使用量が少ないと割高になるようなプランもあります。
一人暮らしなのか、それとも四人以上の家族と同居しているのかなど、毎月の電気使用量や頻繁に電気を使う時間帯を整理しながら、最適なプランを用意している電力会社を選びましょう。
そもそも賃貸住宅でも電力会社の切り替えは可能?
電気メーターは固定されているように見えますが、かんたんな工事で付け替えられます。
そのため、賃貸住宅でも気軽に電力会社を切り替えることが可能です。
ただし、賃貸物件の場合は大家さんがすでに別の電力会社と契約を結んでいる場合もあります。
切り替える前に大家さんや不動産仲介業者に、「電力を切り替えてよいか」と問い合わせましょう。
また、一部のマンションでは電力会社を一括で契約することがあり、このようなケースでは自由に電力会社を選べません。
料金に含まれる再生可能エネルギー発電促進賦課金とは?
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が制定されたことにより、再生可能エネルギーで発電した電力は、電力会社が一定期間一定価格で買い取るように義務づけられました。
この際に電力会社が支払う費用の一部は、その電力会社を利用している契約者が負担することになります。
これが、「賦課金」として月額料金に上乗せされた費用です。
燃料費調整額とは
電気料金にかかる費用のうち、燃料費は原油価格や為替レートの影響を強く受けます。
そのため、電力会社の責任や努力のおよばない範囲で、電力会社に大きな損失が生まれることがあります。
この問題をなくすために1996年から導入されたのが、「燃料費調整額」です。
燃料費の変化に応じて、我々消費者が上乗せした金額を支払います。
まとめ
この記事では、電力会社の選び方や、おすすめの電力会社を合計13社比較しました。
電力会社の選び方のポイントは以下のとおりです。
- 新電力は料金プランのバリエーションが豊富なのでおすすめ
- 各家庭の電気容量やライフスタイルに適したプランを選ぶ
- 賃貸住宅の場合は電力会社を切り替える際に注意が必要
自分に合った電力会社を見つけたら、料金のシミュレーションをしたうえで申し込みを検討しましょう。
電力会社を乗り換えるだけで、毎月数千円単位の節約ができることもありますよ。