「新型コロナが長期化する中で、今後の見通しが非常に不透明になってきている。日本の輸入車市場も昨年春が一番の底で、持ち直しつつあるが通常時の成長とは異なる。ワクチン接種が進み、これから回復に向かうと期待はしているがトンネルの先の光がまだ見えてこない。半導体不足も2、3カ月先すら見通せないのが現状で、業界全体が大きな影響を受けている」 【プロフィル】ティル・シェア 大学でマネジメントを専攻し、1991年にドイツで自動車業界に入り。2003年にフォルクスワーゲン(VW)グループイタリア入社、VWグループ香港マネージングダイレクターなどを経て、16年から現職。ドイツ出身。