ロシア下院選 プーチン政権与党324議席獲得 “不正なし”結論に反発も
ロシアの中央選挙管理委員会は、下院選の最終結果をとりまとめ、与党が議会の3分の2を超える324議席を獲得したと発表しました。
ロシアの中央選挙管理委員会によりますと、先週末に行われたロシア下院選の結果、プーチン政権を支える与党・統一ロシアが324議席を獲得したということです。支持率が低迷する中、前回の選挙よりは議席を減らしたものの、単独で憲法改正が可能となる議会の3分の2を上回っています。2位は共産党で、政権への批判票を取り込む形で前回を上回る57議席を獲得。投票率は51%でした。
今回、議席を得た野党は、いずれも政権に協力的であるとされ、プーチン政権は安定した権力基盤を維持したまま3年後の大統領選を迎えることになります。
一方、首都モスクワの電子投票をめぐり票の水増しなど不正を指摘する声が上がっていますが、中央選管は不正はなかったと結論付けていて、反発も予想されます。