メディア・インフルエンサー向けの会場展示と、オンラインイベントの2段構えで行われる「東京ゲームショウ2021 オンライン」。会場では、バンダイナムコエンターテインメントにより『アイドルマスター スターリットシーズン』の体験版が出展されており、魅力的なキャラクターと一緒にライブを作り上げることができました。本記事では体験版のプレイレポートに加え、難易度Hardの攻略をお届けします。
『アイドルマスター スターリットシーズン』とは
本作は『アイドルマスター』のアイドル13名と、『アイドルマスターシンデレラガールズ』『アイドルマスター ミリオンライブ!』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』から各5名、新プロデュース可能アイドルとして1名が加わり29人となったスペシャルユニット「プロジェクトルミナス」をプロデュースしていくアイドル育成ゲーム。さらにライバルキャラクターとして、『アイドルマスター ワンフォーオール』と『アイドルマスターステラステージ』に登場したライバルと新たなライバルキャラクター1名も登場します。
プレイヤーは海外研修を終え日本へ戻ってきた765プロのプロデューサーとして、「プロジェクトルミナス」を率い、3月~12月までの10か月間を1日ずつプロデュース。新たな大型アイドルイベント『スターリットシーズン』に向けて準備していきます。
ゲームでは進化したライブパートはもちろん、事務所(ブランド)の垣根をこえてのキャラクター同士の掛け合い、プロデューサーとアイドル間のコミュニケーションを描く「絆コミュ」、さらに各事務所の事務員(アシスタント)も登場。様々な要素が盛り込まれた最先端の『アイドルマスター』を楽しめそうです。
今回の体験版ではこうした様々な要素の中でも特に「ライブ」を楽しめました。早速、ご紹介していきましょう。
会場でライブを体験!
本作のライブはリズムに合わせてタイミング良くボタンを押すことでアイドル達に「アピール」してもらいスコアを稼いでいく、というもの。この説明だけだといわゆる「音ゲー」なのかな、と思われてしまいますが、音ゲーで定番なノーツの要素や譜面が無く、ボタンを押し、どのアイドルにアピールしてもらうかのマネジメントに集中するシステムなのが特徴です。
ライブ中にアピールすると、そのアイドルのテンションが下がり、逆に右隣のアイドルのテンションが上がります。テンションが下がるとタイミング良くボタンを押してもスコアが伸びないため、まんべんなくアイドルにアピールしてもらう必要があるのです。
製品版ではステージ上でライブしてもらうアイドルを選べますが、今回の体験版では楽曲ごとに固定されています。筆者は『アイドルマスター シャイニーカラーズ』が好きなので、「Spread the Wings!!」を選択。そしてあまり注意深く画面を見ず、なんとなく「Spread the Wings!!」の歌のイメージは夕方より昼間かな、というあいまいな理由でサンデーステージを選択してしまったのです。これが大失敗。実はサンデーステージは難易度Hardだったのです……。
結局、T会場ではクリアできず…甘奈(センターの子)ごめん……。
ルールをもう一度見直して家で体験!
残念ながら会場でクリアできませんでしたが、体験版は配信済みということで、筆者はPSストアでダウンロードして改めてプレイしなおし、会場では敗れてしまったサンデーステージに挑戦してみました。
とその前に、まずは改めてルールを見直し、作戦を練っていきます。
本作には最も基本的な通常のアピールの他に、「思い出アピール」「ユゾンアピール」「クライマックスアピール」の3種のアピールがあります。
「思い出アピール」は×ボタンで発動できる回数制限があるアピール。発動すると基本は1人づつの通常アピールを全員が一斉にしてくれて、さらに全員のテンションが少し上がります。5人分の通常アピールスコアが一度に加点されるため、意外と重要になってきます。
「ユゾンアピール」は選択中のアイドルのスキルを発動させます。体験版ではスキルが固定。ユゾンアピール中のQTEはランダムではなく、各アイドルのスキルごとに固定されているので順番を覚えれば失敗も少なくなります。アピール発動中はテンションが1.52倍になり、その状態のまま8回アピールできます。また、タイミングの判定や別ボタンを押した際の判定が若干甘いような気がします。ボタンの順序さえ覚えれば失敗することはまずありませんでした。
「クライマックスアピール」は左上のスターゲージが満杯だと出せるアピール。ミスしなければ楽曲後半に発動できる調整になっているようです。こちらも、発動時はタイミングの判定や別ボタンを押した際の判定が若干甘いような気がしました。
ルールを整理していざ挑戦!
しかし、なかなか難しくクリアできない。そこで、リズムに合わせてボタンを押すことにこだわらず、各アイドルのテンションに着目してプレイしていきます。意識することは各アイドルのテンションを見極めて特殊アピールを発動すること。「思い出アピール」であれば全員のテンションが満遍なく高い時に。「ユゾンアピール」であればL1でテンションの高いアイドルを選択してから発動するなどです。テンションをしっかりマネジメントしてプレイすると……
やった!! 挑戦すること十数回以上。クリア目標のハコユレ3.7に到達できました!ステージをクリアするとアンコールに入り、ステージでのアイドルの姿を目に焼き付けることができます。
ということで『アイドルマスター スターリットシーズン』体験版プレイレポでした。最初はクリアできるのかと疑問に思うほど難しい難易度Hardでしたが、腰を据えてルールを把握すると難度の高さも癖になってきて、家庭用ゲーム機ならではの手に汗握る体験を楽しめます。もちろん、様々なプレイヤーに対応した難易度設定が用意されており、難易度Easyならば2回ほど挑戦すればクリアできました。おそらく、上手い方なら一度でクリアできるでしょう。
また、なによりも強調したいのはキャラクターの可愛らしさ。全世界で最も可愛らしいジャパニメーション3Dモデルと言いたいほどです。個人的には『シャイニーカラーズ』のキャラクターが3Dでライブしていることに感動してしまいました。
『アイドルマスター スターリットシーズン』はPC(Steam)/PS4向けに2021年10月14日発売予定。PS4版は通常版が税抜8,200円、初回限定生産版が税抜13,800円、ダウンロード版専用デジタルデラックスエディションが12,500円。Steam版は通常版が9,020円、デジタルデラックスエディションが13,750円で予約購入できます。