コーエーテクモゲームスは,東京ゲームショウ2021で「コーエーテクモLIVE! in TGS 2021」を配信している。2021年10月2日には,「信長の野望・新生」コーナーが設けられ,新情報が公開された。
「信長の野望・新生」は,歴史シミュレーション「信長の野望」16作目にして,シブサワ・コウ氏が「川中島の合戦」を発売してから40周年を記念するタイトルでもある。3月に発表されて以降,続報がなかったものの,この東京ゲームショウ2021から情報公開をスタートしていくとのことで,今回はプロモーションムービーが初公開された。
『信長の野望・新生』PV
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ムービーの最後に登場するように,発売は2022年初頭を予定している。発表時は2021年内を予定していたが,本作で挑戦しているところを納得してもらう形で届けるには,開発中に大きく作り変える必要が生じ,2022年のなるべく早いタイミングでの発売を目指すことになったという。
サブタイトルの「新生」には,これまでシリーズを支えてくれたファンに応える作品を,今後も作っていかなければならない,そのためにどんな進化を遂げていくべきかを一から見直して,新たな一歩を踏み出そうという意味を込めているそうだ。
では,本作における挑戦とはどうのようなものか。今後,信長の野望を楽しんでもらうためには,戦国時代のリアリティを感じてもらえるものが必要だと考えたという。そのために本作で導入したのが,武将1人1人が生きているように感じられるAIだ。
本作では,「AIで躍動する武将たち」をコンセプトに,大名と家臣とのやり取りを今作では打ち出そうとしている。家臣たちは自分の領地を持ち,プレイヤーである大名に対して,良い意味でも悪い意味でも積極的に関与するような存在になるのだ。家臣の提案が局面打開の一歩になったり,家臣が戦局を判断して自ら行動したりと,これまでになかった新要素が盛り込まれる。
豊臣秀吉は,明るい雰囲気とキレモノ感を両立するのが難しかったという |
徳川家康は凛々しい甲冑姿で登場 |
明智光秀は,大河ドラマ「麒麟がくる」の影響で,これまでとは異なる雰囲気に |
石田三成は,油断なくすべてを見通しているようなイメージのイラスト |
先に述べたとおり,本作はシブサワ・コウ氏の40周年を記念するタイトルだが,この40周年関連のイベントは,さまざまなものが予定されているという。直近では,10月26日に記念番組の配信が行われることが発表された。コーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションファンは,こちらもチェックしよう。