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 さいたま市は、米ファイザー製の新型コロナワクチンで1回目の接種を終えたが、2回目の接種を受けられないまま3週間以上が経過した人の救済策として、12日からJR中浦和駅(南区)高架下の空きテナントで集団接種を実施する。

 市によると、7月から8月にかけてワクチン不足により接種予約枠が少なかったことなどから、1回目を接種したにもかかわらず2回目接種の予約ができず、6週間以上経過した市民が、9月中旬の時点で約5000人いた。

 12日からの集団接種の対象は、原則16歳以上(15歳の人のうち中学を卒業している人も含む)の市民。11月21日まで接種を行う。予約は10月5日午前10時から、市コールセンター(0120・201・178)か専用サイトで受け付ける。

 市はこのほか、市内医療機関での個別接種で、中学3年生以下の子どものための専用予約枠を新たに設ける。11日から予約を開始し、18日から接種する。市内の10歳代の接種は、1回目を終えた人が約4割、2回目は約1割にとどまっており、接種機会を増やして接種率の向上を目指す。

 予約は市コールセンター(同)のみで受け付け、自動音声案内で「1番」を選ぶと専用オペレーターにつながり、接種可能な医療機関を紹介してくれる。