きのう夜、東京23区内や埼玉県南部で震度5強が観測された地震の影響で、けさは首都圏で電車の運行が大幅に乱れました。JR新宿駅前から報告です。
午前8時ごろから改札を出入りする人の数がかなり増えてきまして、一時、階段に規制が敷かれるなど混雑も見られました。また、運転見合わせはほとんど解消しましたが、ダイヤの乱れが続いている電車もあり、いつもより家を早めに出たという通勤客の姿もありました。
通勤客
「お昼くらいまでは(電車の遅れがある)こういう感じなのかなと思って、まだ動いてくれたからよかったかなと思う」
首都圏の各路線は、始発を遅らせるなどの影響で、ダイヤが大幅に乱れました。JR東日本によりますと、午前8時ごろにはJR京葉線や武蔵野線が運転を再開するなどし、ほぼすべての路線が運転を再開しています。ただ、湘南新宿ラインは全線で運転を見合わせていて、正午ごろの再開を目指しています。
喜入友浩アナウンサー
「JR西川口駅前、人があふれています」
JRの各駅では混乱を避けるため、けさ、入場規制が行われました。京浜東北線の西川口駅では一時、駅の外まで長蛇の列ができ、混雑しました。また、きのう夜、緊急停車した際に先頭車両が脱輪した都営日暮里・舎人ライナーは、車両などの損傷が激しく、始発から全線で運転を見合わせています。
この地震によるけが人の情報です。東京都では、舎人ライナーの乗客3人がけがをし、うち2人が搬送されました。総務省消防庁によりますと、埼玉県で11人、千葉県で11人がけがをし、首都圏であわせて32人が重軽傷を負っています。