シャープは、独自の空気清浄技術「プラズマクラスターNEXT」と、冷房中の湿度をコントロールできる「匠の冷房」機能を搭載したエアコン「Xシリーズ」9機種を発売すると発表しました。
「匠の冷房」が冷房運転時の温度の上下動を抑える
本シリーズは、プラズマクラスターNEXTに加えて、冷房中の湿度をコントロールすることで、温度の上下を抑える「匠の冷房」を搭載します。これは、冷房中に室温を下げすぎないようファンをコントロールしながら、湿度の上昇を抑えるシャープ独自の技術です。
一般的にエアコンの冷房運転は、室温が設定温度に到達すると運転を一時停止し、設定温度よりも室温を下げないような制御を行います。シャープの研究によると、湿度が高い状態にあると、冷房一時停止中の温度上昇が早くなるとわかったそうです。そこで、本シリーズでは匠の冷房を搭載することで、温度の上下が少ない、より快適な冷房空間を作れるようになりました。
加湿空気清浄機と連動し、ウイルス飛沫粒子を捕らえる
また、本シリーズは、エアコンと加湿空気清浄機の連携制御により、ウイルス飛沫粒子を効率良く捕集する機能に業界で初めて対応しました。AIoT対応エアコンと加湿空気清浄機を「COCORO HOME」アプリに登録し、エアコンと空気清浄機の設置場所を設定すれば、エアコンと空気清浄機の風量・風向の連携制御が可能となり、1時間おきにウイルス飛沫粒子の捕集に最適な気流を作り出します。
この連携制御機能に関し、ウイルス飛沫粒子解析の専門家である京都工芸繊維大学の山川勝史教授の協力のもと、シミュレーションを行った結果、設定可能なそれぞれの設置場所において、連携制御させない場合と比べウイルス飛沫粒子の捕集数が平均約1.5倍に向上することも確認したそうです。また、空気清浄機との連携は、暖房運転時に部屋が効率よく温まるようにする「サーキュレーション連動」でも力を発揮します。
連携制御機能に対応する空気清浄機は、KI-NP100/NX75/NS70、KI-LP100/LX75/LS70の各機種となります。
シャープのエアコン「Xシリーズ」の発売日は10月29日。また、税込みの市場想定価格は下記の通りです。
AY-P80X2 /40万円前後
AY-P71X2 /38万円前後
AY-P63X2 /36万円前後
AY-P56X2 /34万円前後
AY-P40X2 /31万円前後
AY-P36X /30万円前後
AY-P28X /29万円前後
AY-P25X /28万円前後
AY-P22X /27万円前後