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東映 ツークン研究所が松任谷由実のデジタルヒューマンを制作した。最新のCG技術を使用し、本人の顔かたちや肌の質感までもを精密に撮影し、忠実な本人再現に成功した。
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■概要

ユーミンのデジタルヒューマン化は映像監督の工藤伸一氏による企画。2022年にデビュー50周年を迎えるにあたり新たなチャレンジともいえるユーミンのデジタルヒューマンが9月30日からスタートしたコンサートツアー「深海の街」公演内、”知らないどうし”のステージ演出にて初お目見えした。制作を手掛けたのは東映のツークン研究所。多数のデジタルヒューマン制作実績と世界最高峰の撮影システムを備えた国内でも数少ない専門チームである。米国USC大学ICT(Institute for Creative Technologies)が開発した最新のLight Stage(ライトステージ)を導入し、人間の顔の形状や質感を高精度に撮影するとともにFACS(Facial Action Coding System)に基づいた日本人表情データベースや独自のフェイシャルリギング(動きの仕組み作り)など、人間をリアルにシミュレーションする最先端のCG技術とスタッフを擁している。

デジタルヒューマンはCGデータであるため半永久的に保存できるうえ、髪型や服装、年齢などを変えることもできるのが特徴だ。”現在”のユーミンはもちろんのこと、荒井由実時代の”あの頃”、誰にもわからない”この先”、”ユーミンの中だけにあるユーミン”のビジュアル化など可能性は無限大。ユーミンの”遊び心”が今後どんな展開に広がっていくのか、期待が高まる。

「松任谷由実コンサートツアー 深海の街」
2020年12月1日に発売したアルバム「深海の街」を引っ提げた、全国63公演に及ぶツアー。9月30日よこすか芸術劇場よりスタート。
yuming.co.jp