もっと詳しく

コロナ禍で一気に普及が進んだテレワーク。アフターコロナでもテレワークを検討している企業も多いはず。テレワーク環境が整っていれば問題ありませんが、ダイニングテーブルで仕事をしている人、そもそも狭いワンルームで地べたに座って仕事をしている人は、リフレッシュもかねてカフェに行ったり、コワーキングスペースを利用したりしているのではないでしょうか。ただ、こういった施設は、書類を広げたり、オンラインミーティングをするには不適切。そこで、じわじわと人気が出てきているのがホテルでテレワークです。

 

ホテルヴィスキオ大阪とコクヨがタッグを組んだプレミアムテレワークプラン

↑ホテルでテレワークプランに力を入れるホテルヴィスキオ大阪のフロント

 

コロナ禍で訪日外国人観光客が減少しただけでなく、国内旅行も制限されたため、客室稼働率が落ち込んだホテル業界。少しでも稼働率を上げようと新たに打ち出したのがホテルでテレワークです。朝8時から利用の12時間プラン、ラウンジ使い放題、ホテルランチ付き、大浴場無料利用など仕事の合間にリフレッシュできる食事や施設を開放しているのが特徴です。

 

大阪駅から徒歩圏内のホテルヴィスキオ大阪では、大阪発祥企業とタッグを組んで、大阪を地元から盛り上げようと企画したのがプレミアムテレワークプラン。大阪発祥企業とは、オフィス文房具などを手掛けるコクヨ。オフィスのことを知り尽くしたコクヨがテレワークにぴったりな高機能オフィスチェア3つを厳選し、ホテルヴィスキオ大阪の客室で体感できるようにしたのが今回のプランです。

 

安いイスで腰痛肩こりと闘いながら、テレワークを続ける筆者が実際に体験してきました。

 

運動不足が気になるなら「ing(イング)」

↑世界初の360度グライディングチェアー

 

テレワークになると長時間ずっと座りっぱなしで、1日1000歩も歩かない!なんて人はいませんか。運動不足は気になるけど、運動嫌いなんだよねという人にぴったりなのが、「ing(イング)」です。

 

イスは座るものですが、ingは乗るイス。というのも、前後左右、ゆらゆら揺れるんです。ただ、座っているだけで体の動きが出るので、ちょっとした運動効果も。事実、ゆらゆらしながら4時間座りっぱなしでデスクワークしたときと、約1.5kmウォーキングしたときと同等のカロリー消費(※)が出ているという結果も出ています。

 

それはすごい! と思いつつも、仕事をしているときにゆらゆらされたら集中できないんじゃないかという疑問が。早速、座ってみるとイスが動くというより、体の動きにあわせてイスが追随しているので、体が動かしやすく、常にバランスをとってくれるので快適そのもの。

 

ちょっと休憩とばかりに腕を伸ばして、のびのびすると、背面が少し傾き、体を支えてくれるので心地いい! 一度座ったらちょっとやそっとじゃ離れられなくなるイスです。

↑ちなみに横のレバーを下げれば動きが止まります

 

※揺れながらデスクワークしている状態での消費カロリーを活動量計にて計測。平均30分の測定を4時間に換算。40代の男性5名の試験結果です。

 

姿勢が気になる人はDuora(デュオラ)

↑姿勢に寄り添うDuora(デュオラ)

 

仕事に集中しすぎると前のめりになってしまう、そもそも猫背で姿勢が悪いというあなた(筆者)にはDuoraがおススメ。

 

写真ではわかりづらいですが、背もたれの下部、腰より少し上の部分が少しだけ前面に出ていて、座った瞬間、すっと背筋が伸びます。さらに、2段階のレバー操作で前傾、後傾の姿勢の変化に対応してくれます。何がすごいって座る人の体重にあわせて最適なロッキングの強さに調整するオートアジャストロッキング機能が搭載されていること。自動で心地よい反力に調整してくれるので、座り心地抜群。

 

背面部分はメッシュ素材なので、通気性がよく、これまた心地いい。程よい反力が気持ちよくて、イスに根が生えちゃいそうになるイスです。

 

座り、触り心地重視ならPUNTO(プント)

↑グッドデザイン賞受賞のオフィスチェアPUNTO(プント)

 

上記2つのオフィスチェアに比べると背もたれの面積が小さく、長時間座るのには向いてないかなという懸念は座った瞬間に払拭されました。座った途端、ふんわりと包み込まれるような心地よさ。手で触れたときの柔らかい質感は安らぎさえ感じるほど。

 

その座り心地のよさの秘密はクッション。姿勢が崩れる原因の一つの骨盤の前滑りを防止し、適切に体圧分散してくれるため、長時間座っても疲れないんです。

 

各オフィスチェアは、ホテル1階に展示されています。実際に座ることができるので、試してみてください。ただし、予約優先なので、お目当てのオフィスチェアが決まっていれば、予約することをおススメします。もし、空いていれば当日変更は可能です。

 

スーペリアツインルームを最大10時間利用できるテレワークプラン

↑ホテルヴィスキオ大阪のスーペリアツインルーム

 

コクヨの高機能チェアを体感しながらテレワークができるのは約25㎡あるスーペリアツインルーム。国内シェアNo1のシモンズ社のベットはマットレスの厚さとクッション性にこだわったホテルオリジナルのもので、寝心地抜群。昼寝しすぎ注意です。

↑コンセントが必要であれば壁際で作業できますが、もともとテーブル利用のものではないため、少し狭いのがネック

 

書類を広げたり、広々と作業したい場合はテーブル利用がおススメです。

↑筆者はコンセントも広々空間も必要だったため、テーブルを壁際に移動して、両党使いをしました。テーブルにあわせて、イスの高さ調節ができるので、快適そのもの

 

ちょっと気分転換したいなというときに便利なのが1階のラウンジスペース。横にあるイタリアンレストランで、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクなどを注文できるので、休憩するのにもぴったり。もちろん、全館Wi-Fi完備なので仕事もOK!

↑ホテル1階のラウンジスペース

 

↑今回のプレミアムテレワークプランはイタリアンレストランのランチ付き。前菜、パスタ、スイーツに食後のコーヒーがつくボリューム満点のランチです

 

↑緑に囲まれたレストランは大きな窓から日差しが入り、気分転換にもぴったりですよ

 

ホテルでテレワークは、コロナ禍の中生まれた新しいホテルの利用のかたち。宿泊するよりもリーズナブルに利用できるので、この機会に仕事をしながらさまざまなホテルを利用してみてはいかがでしょうか。

 

本プランは2021年11月30日まで(午前8時〜午後6時までの最大10時間。1人1室7500円(税込))ですが、ホテルヴィスキオ大阪の客室内に常時あるイスもコクヨ製に劣らずテレワークにぴったりなイスです。

↑座り心地やデザインを考慮したホテルヴィスキオ大阪オリジナルのものです

 

テレワークプランは来年以降も継続する予定とのことなので、関西エリアの人はもちろん、出張時のホテルとしてチェックしておいて損はありません。ちなみに、今回利用できるコクヨの高機能オフィスチェアはオフィス注文のみ。残念!

 

プランURL

https://www.hotelvischio-osaka.jp/rooms/packages/000039

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】