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アナタの愛車も”旅仕様のクルマ”に早変わり!「コレだ!」と思うアイデアを盗み、自由気ままな旅に出かけよう!

 

木装+鉄素材+エイジング塗装ナチュラルテイストの軽キャンパー

リアから見た車内。天井と壁には断熱材を詰め、全体をスギの羽目板で木装

【ベースカーDATA】
車種=スズキ・エブリイ/グレード=JOINターボ/走行距離=4万2000km/ボディのカラーリング=オリジナル(タカラ塗料のサンドカーキをハケとローラー、バンパーはチッピングブラックをスプレー缶塗装)/搭載家電・装備=ソーラーパネル、換気ファン、ノートパソコン、クーラーボックス

使用済みのスケートボードをリサイクルして作った吊り棚。ボルト、蝶ナットを支柱に使い、ねじ込T足という金具で天井に固定

 

天井には流木を使用したスノーボードラックを設置

 

右サイドの棚。コーヒーアイテム、バッテリー、ペーパーを収納

 

ベッド下引き出し。しまう道具の大きさに合わせて、仕切りのサイズを決めた

【オーナーDATA】

Tenカラーズさん(37歳)、愛知県在住、DIY歴10年

製作期間/1年

製作費用/約3万円

ベッドサイズ/幅1770×奥行1200×高さ120mm(ベッド寝床から天井の高さ1050mm)

ベッド寝床の素材/構造材に1×6材や1×2材、天板にパイン集成材(18mm厚)

車中泊をするようになったきっかけ/スノーボードと釣りが趣味なので、良い条件を求めて車中泊するようになりました。

車内のカスタムテーマ/パタゴニアの「worn wear プロジェクト」に登場する、木装したトラックに感動して同じようにデザイン。木と鉄の組み合わせた雰囲気がお気に入りです。また、フォスター・ハンティントンの書籍『VANLIFE』にも影響を受けました。

寝るときのスタイル/木材の寝床に登山用のクローズドセルマットを敷き、その上にインフレーターマットを敷きます。寝袋は季節に合わせて変えます。真夏はブランケットをかけて寝ます。

夏・冬の対策方法/夏は扇風機、網戸、簡易的な換気扇を使用。基本的には標高の高い場所に泊まっています。とくに長野県が多いですね。寝袋はスペックの高いものを使い、着るもので調整しているので、冬もとくに不便はありません。

車内での自炊事情/基本はお湯を沸かすだけ。コーヒーだけはこだわって淹れています。食事は旅先のおいしいものをリサーチして食べています。

思い出の旅ルート/夏の北海道。数年前に妻と一緒に10日間かけて1周したことが思い出です。

車中泊カスタムのアドバイス/キャンプ場以外の場所では、すべての動作が車内で完結できるようにしています。自分は積載するアイテムに合わせて、収納を考えて製作しました。おかげで、無駄なものはなく、片づいた状態が維持しやすいので、撤収・移動が素早くできます。トランポとして使う予定がある方は、寝床にマットなどを張りつけずに「敷く」というのも快適度を上げるポイントかと。