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 「Poser9」をキャラクター作成用のツールとして考えた場合、簡単に色々なポーズを自在に取れると言うのが大きな魅力なワケですが、さて、「Poser9」を使って行くうちに、いくつか気になる機能も見つかってくるわけで・・・。

 「Poser9」のWebサイトを見てみると、いくつかの新機能が書いてありますが、そのうちのひとつ「モーフパテツールのタブレットサポート」という機能に着目。

「Poser 9」の新機能 

http://www.poser.jp/products/9/features.html

この「モーフパテツール」って何だ?と試してみたら、これまた面白い機能。作ったキャラクターをこのツールで「なでなで」してあげると、その部分が凹んだり出っ張ったり、粘土細工のように形を変えるコトができるツールである、と。そして今回はその機能がタブレットに対応した、とあります。すなわち「ペンタブレット」で「なでなで」すると、筆圧に対応してキャラクターを変形させることができる、というわけですね。

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今回はぬいぐるみキャラの「Rufus」君にポーズをとってもらいました。いやあ、こんなキャラクターも装備されているんですね。スゴいな「poser」。

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「モーフパテ」ツールは左のツールパレットから。クリックするとブラシのサイズや「押す」「引く」などの要素が。巧く行かなかった時のための「復元」と言うのもあります。

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では、実際にタブレットを繋いで「モーフパテ」ツールを使ってみました。筆圧に関知するので、強く押せば大きく反応し、弱く撫でれば少しだけ反応する。カーソル部分には変形するおおまかな感じがカラーの分布図のように表示されるので、結構気持ちよくカタチを変えて行くことができます。

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というわけで「Rufus」君、下あごの廻りに邪悪なトゲトゲを追加し、耳はトンガリ気味に。目の上をへこませてワルそうな表情にしてみました。カワイイぬいぐるみキャラも、数分で邪悪なキャラクターに変身です。この「モーフパテ」ツールって、実際に自分で「作業している」感があり、タブレットを使えばアナログ的な面白さを楽しめる、なかなか素敵なツールだと思うです。さすが新機能。細かい修正などにも使えそうなのがいいなあ。とても面白かったです。

さて、今回もオリジナルキャラお絵描き試してみました。「Rufus」くんをベースに、ちょっとKC庁のピー何とか君みたいなキャラクターにチャレンジ(笑)。今回は漫画的な線画っぽい感じで仕上げてあります。

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お絵描きするヒトであれば、何となくお解りかと思いますが、今回のような構図、すなわち「ちょっと斜め上」からの視点というのは腕や肩の位置が難しく、それらしく観せるのが大変なのですが、「Poser9」でポーズをつくり、それをベースにすれば簡単に斜め上からの視点のキャラクター作画も、楽にできちゃう、のであります。

というわけで、次回も新機能を試しちゃったり、何かキャラクターを作ってみたりするので、お楽しみに。
シユアゲン。

Poser 9

http://www.poser.jp/products/9/index.html