タワレコだと特典がつくってんで「ポチッとな」と予約してゲットしました♪
8月の物欲購入の記事で簡単な紹介を書こうとしたら長文になってしまったので、レビュー記事として改めて書かせていただきます(^-^)
日本盤の初回限定スペシャル・パッケージには、
・ボーナストラック“St. James”のダウンロード用クーポン
・特製コースター2枚
付きのデジパック仕様となってます。
初回限定パッケージの在庫終了後は、同価格の「通常盤」が出荷されます。
左のクリアファイルは「タワレコ限定特典」です♪
輸入盤のデラックス・エディションにもボーナストラック“St. James”のダウンロード用クーポンが封入されていて、日本盤も輸入盤も同じワーナーさんの「ミュージックストア」からダウンロードするようになっています。
そのためクーポンもサイトも英語オンリーで、英語の苦手な日本人にはハードル高くなってます(^^;)
クーポンに記されたURL
avengedsevenfold.com/stjamesredeem
を入力すると、
ワーナーさんの「ミュージックストア」内にある “St. James”ダウンロード用特設サイトに飛びます。
クーポンに印刷された「コード番号」を入力して「SUBMIT」ボタンをポチっとな。
左下の「ショッピングカート」に「St. James Digital Single」が商品として追加されます。
右欄の「Eメールアドレス」、「郵便番号」、「国:Japan」を入力します (必須)。
A7Xからのニュースレターをメールで受け取りたい場合は「ボタン」に「チェック✓」を。
「PLACE ORDER (注文)」ボタンをポチッとな。
購入確認(Order Confirmation)と ダウンロード画面。
無料クーポンでワーナー「ミュージックストア」から曲を購入した形になるので、購入確認番号「*******」(問い合わせの時に重宝します)が表示され、「購入確認メール (Confirmation e-mail) 」が送られると記されています。
・すぐに曲をダウンロードする場合:「Click to download Avenged Sevenfold – St. James Digital Single 」のClick to download をクリック!
するとZipファイルがダウンロードされます。
・後で曲をダウンロードする場合:「購入確認メール 」に記載されたURLのリンク先に飛んでダウンロードする必要があります。
Click to download をクリックしてダウンロードしたところ。
「Zipファイル」と、解凍して出てきた“St. James”の「mp3ファイル」。
クーポン裏に印刷されていたアートワークが埋め込まれています。
「デジタルシングル」ということで予想はしてたけど、“St. James”の音楽ファイルは LAME 3.96でエンコードした256kbpのmp3形式でした。
CDを購入してるんだから、どうせならボーナストラックも非圧縮音源で欲しかったですね…(´・ω・`)ショボーン。
ちなみに、私の場合ですが、ワーナーミュージックストアから「購入確認メール」が届きませんでした Σ( ̄□ ̄;)
無料クーポンでストアから購入のプロセスを通ってるので、本来なら「すぐにダウンロード/後からダウンロード」に関係なくメールは届くはずなんですが (メアドも迷惑メールのフィルタリング等すべて確認済)。
たまたま「すぐにダウンロード」を選んだからよかったものの、「後からダウンロード」を選んでいたら大変なことになってました((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ボートラ1曲手に入れるのにワーナーさんに問い合わせしたりと手間暇ハンパないですもの。
私以外にもトラブった方がいるんじゃないかなあ。
価格の高い日本盤なんですから、英語サイトからのボートラ・ダウンロード特典をつけるんだったら、日本語での説明をつけるとかもう少し配慮が欲しいものだと思います…(-_-;)
ということで、ここからやっとアルバムの内容紹介をば。
急死した“The Rev”への追悼アルバムでもあった前作の「Nightmare」と異なり、今作は”The Rev”の書いた曲はもうありません。ただし、彼への思いはボーナストラックの“St. James”に込められています。
そして、ツアードラマーを務めていたArin Ilejayが正式に加入し、アルバム制作に参加しました。
メンバーがインタビューで「BLACK SABBATHやLED ZEPPELINのようなブルージーでクラシックなロック、メタルの血を受け継いだアルバム」「曲はリフ主体に作りあげた」と発言していましたが、確かに言われるとそうですね。
本作は前作のダークな雰囲気を引き継ぎ、ミドルテンポで横揺れグルーヴのヘヴィなリフが目立つ“ヘヴィロック”系のサウンドで、90年代初期のMETALLICA「Black Album」やPANTERAの影響が強く感じられます。
「City Of Evil」や「Avenged Sevenfold」のように一発で覚えられるノリの良いキャッチーなメロディラインやコーラスが目立たなくなったため、これらのアルバムが好きなA7Xファンはかなり戸惑いを感じるかもしれません。
しかし、収録曲を個別に注意して聴くと、SABBATHやLED ZEPPELINのクラシックなフレーバー、80年代ヘヴィメタルとスラッシュメタルのリフ、そしてブルージーなハードロックといった要素が散りばめられていますし、A7Xらしいメロディやアレンジもしっかりあって、イメージは変わってもやはりA7Xのアルバムだと頷けるものになっています。
1曲目の荘厳なイントロで始まる“Shepherd Of Fire”はダークで不穏な空気をはらんでいて、アルバムの幕開けに相応しい曲です。
先行公開したタイトルチューンの“Hail To The King”を挟んでアップテンポのハードロッケンローな“Doing Time”の流れはスムーズで、すんなりとアルバムに入り込んでいけます。
続く“This Means War”は90年代初期の“モダンヘヴィネス”を意識したミドルテンポのダークでヘヴィな曲。
QUEENもビックリなクワイアから始まる”Requiem”は映画のサントラのような重厚で大仰なバラード。さらに“Crimson Day”のしんみりとしたパワーバラードと、スローな曲が続くアルバム中盤はそれぞれの曲はかなり聴き応えがあるんですが、まったり小休止モードになってしまいます。
後半は静かなイントロで始まる“Heretic”、イントロのリフがIRON MAIDENチックな“Coming Home”、そして“Planets”と似たようなテンポでアルバムの中では地味目な曲が続きます。
これらの曲は聴くたびに徐々に耳に馴染んで来る曲だと思いますが、もう少しメリハリの効いた曲が加われば良かったかも。
最後の長尺のバラード“Acid Rain”は吹きすさぶ風の音とともにピアノの演奏から始まり、Synyster Gatesのブルージーなギターリフのイントロへ。ピアノとオーケストラをバックにM. Shadowsが漢臭いバリトンで感情込めて説得力をもって唄い上げています。
途中から入るSynysterのギタープレイはこれでもかってなぐらいエモーショナルです!ブルーズの魂を1音1音に込めた心の琴線に触れるサウンドにぐっときます。切ない曲に聴き惚れてしまいました。
ところで、アルバムを聴いていて少し気になった点があります。
先に記したように彼らのルーツである「クラシック・メタル」を意識したことは十分わかるのですが、そのせいか“どこかで聴いたことのあるリフ”が多いように感じてしまいました。
特に、“Doing Time”はGUNS ‘N ROSESの“You Could Be Mine”、“This Means War”はMETALLICAの“Sad But True”にインスパイア(?)されたというのが丸わかりなのはちょっといただけません。さすがにこの2曲はすぐに気付いた人も多かったのでは…。
もちろんA7Xらしいリフやメロディが加えられてはいるんですが、オリジナルはすり切れるほど聴きまくった大好きな曲だけに、どうしても頭の中で一緒に再生されてしまうんですよね。
彼らなら”オマージュ”としても、もう少し上手く調理できたと思うだけに、非常にもどかしい気持ちになりました。
本作は、概して、聴けば聴くほど味わいが深まる「スルメ盤」なアルバムと言えますが、“ヘヴィロック”風のサウンドは日本ではあまり好まれないジャンルなだけに、どうファンに受け入れられるのか興味深いところです。
「Hail To The King」リリースにともなうワールドツアーが始まってますが、先日ネットで9月22日のROCK IN RIOでのライヴを生中継で観ることができました。
新作から“Shepherd Of Fire”, “Hail To The King”, “This Means War”, “Requiem”の 4曲がプレイされ、どの曲もライヴ映えしてましたね!
新旧バランスの取れたセットリストで、来日公演が実現するのが楽しみです!