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8月に物欲爆発して購入したCDとDVDの紹介と感想の「第4弾」です!
これで8月分を全部まとめられるかな?
いやいや、もう9月も終わりですって!9月の物欲爆発分も早く紹介せねば(><) August CD-6 左上:AVENGED SEVENFOLDHail To The King」(日本盤、初回限定盤、2013年8月)
世界のメタルシーンを代表するバンドになったAVENGED SEVENFOLDの3年振り6枚目のアルバムです!
新作を簡単に紹介しようとしたら長文になりすぎたので、改めて別記事でレビューを紹介します(^^;)
ここでは写真だけw

右上:TURISASTURISAS2013」(日本先行発売、ボーナストラック付、2013年8月)
今年5月にLOUD & METAL ATTACK 2013で来日し人気っぷりを披露したばかりのフィンランドのバトルメタラーTURISASが2年振りにリリースした4rdアルバムです!
前作リリース後に大幅なメンバーチェンジがあり、アコーディオン奏者のNettaちゃんが脱退して後任なしになりました。一方、空席だったキーボード奏者にRobert Engstrandが加入しました。
また、結成当時からバンドの屋台骨を支えてきたドラムのTuomas “Tude” Lehtonenが音楽性の相違やツアーのストレスなど諸々の理由で脱退!喧嘩別れではなく友達付き合いはするそうなので一安心。後任はJaakko Jakkuになりました。
さらに、ベーシストも交替劇が!Hannes “Hanu” Hormaが前作終了後に脱退し、ツアーはJukka-Pekka Miettinenがサポートで務めてきたものの自身のプロジェクトに専念するため脱退。そこで新作発表にあわせてJesper Anastasiadisが加入しました。
現在はオリジナルメンバーのMathias “Warlord” Nygard (Vo.)、Jussi Wickstrom (G.)に加えヴァイオリンのOlli Vanskaと上記の新メンバーたちからなる総勢6名で活動してます。
アルバム制作途中のインタビューでMathiasが「バラエティに富んだ内容のアルバムになる」と発言したり、FACEBOOKの制作便りでもオーケストラの導入を披露したりと音楽的方向性が変わることを示唆していました。実際、先行公開した新曲“For Your Own Good”は前作までの3作とは大きく異なって、キーボードをフィーチャーしたミドルテンポのメロディアスな曲で、ファンから賛否両論のコメントが殺到しました(汗
私は「新曲はTURISASの新しい切り口を見たって感じで全然あり」だったんで、新譜を予約して届くの待ってました(^^) どんだけサウンドが変化したのか半分ワクテカ半分ガクブルしながら聴いたところ、あら奥さん!前評判はどこ吹く風、全然良いじゃないですかっ!
前作の「Stand Up And Fight」(2011年)で頑張っていた“The Varangian Choral Ensemble (TURISASメンバー+α)”なる合唱隊が本作でも大活躍してます!勇壮なコーラスに加えて荘厳な雰囲気のクワイア、オペラチックなクワイアまで多彩な表現で曲に彩りを添えています。さらにMathias肝いりのオーケストラの導入によりスケール感が大幅にアップしました。新作は以前のアルバムと同様にテンポが速く“直接的な闘い”を象徴する曲もある一方で、“闘い”を取り巻く様々な状況を描写するような曲もあります。
ドラマティックで重厚なサウンドはまるでアルバムが一つの映画音楽のようです。1曲が1シーンに相当し、「なるほどバラエティ豊かになるわけだ」と唸った次第。特にそう感じたのは5曲目のOlliの民謡メロディのヴァイオリンで始まる“Run Bhang-Eater, Run!”。途中でメロウな展開になったかと思いきや女性の艶めかしい声が・・・。なんともドギマギする演出効果じゃありませんか!
新機軸を大胆に打ち出したTURISASの新作ですが、全部聴いてみれば分かる通りまごうことなきTURISASらしいアルバムでした♪

左下:DevilDriverWinter Kills」(日本盤、ボーナストラック付、2013年8月)
Dez Fafara率いるエクストリーム・グルーヴメタルバンドのDevilDriver6作目です!
デビュー時より所属していたRoadrunner Recordsから離れ、Napalm Recordsに移籍して初となるアルバム。日本のレコード会社もRoadrunner JapanからMETAL BLADE JAPAN / HOWLING BULLに替わりました。
2003年のデビューから“グルーヴ感”はピカイチでしたが、新作は今までで一番“グルーヴ感”が強いアルバムとなってます!キレ味よく刻むギターリフ (このカッティングのリズムが独特です)、低音で唸るベース、ブラストビートに跳ねるスネアドラム、どれをとっても躍動感に溢れてます。
そして特筆すべきは、なくてはならないDezのヴォーカル!Dezは決して声域が広くはなく、唄メロが得意なタイプではありません。その代わりデスヴォイスでフルスロットルで吼えまくる際に単語やフレーズをラップの如くリズミカルに発音しているので、“グルーヴ感””ブルータリティ”を兼ね備えたヴォーカルとなってます。
本当に今作は楽器隊とヴォーカルの”グルーヴ”の相乗効果が素晴らしいですね。
また今作ではDevilDriverのもう一つの側面である“メロデス成分”が前作より多めになっています。とはいえ、アグレッションもパワーも保たれていて全然柔くなってませんのでご安心を!

右下:BATTLE BEASTBattle Beast」(日本盤、ボーナストラック付、2013年7月)
フィンランドから飛び出した80年代臭さバリバリの正統派ヘヴィメタルバンドBATTLE BEAST2ndアルバムです!
デビューアルバム「Steel」(2012年)でヴォーカルを務めてたNitte Valo嬢が脱退し、Noora Louhimo嬢が新たにバンドの顔となりました。
正統派メタルで女性ヴォーカルといえば、ドイツの偉大なDoro Pesch様がすぐに思い浮かびますが、Noora嬢は前任のNitte嬢より一段とDoro様に雰囲気・声質ともに似てる気がします(^^)
さてデビューアルバムが出た時、80年代リアル世代の私には胸と目が熱くなるサウンドでしたが、新作も全くぶれずに熱いピュア・メタル!ツインギターの絡みといい、ピロピロ鳴るキーボードの音といい、サビのコーラスといい、どこを聴いても80年代の香りそのものw
Noora嬢のヴォーカルはクリーンヴォイスと”ドス”を効かせたシャウトの唄い分けが上手いですね♪
彼女のハイトーンヴォーカルは少しざらついた声で、その分パワフルな太い音になって女性ヴォーカルの弱点である線の細さを感じさせません!ここ、正統派メタルには重要なポイントです!ヴォーカルにパワーがないと上げた拳が下がってしまいます。
いやいや“Fight, Kill, Die”ではRob Halfordばりのスクリーミングをカマしていて格好いいのなんの。そうそう、“Black Ninja”PVが変な和テイストですが、臭メロなパワーメタルで妙に癖になる曲ですw
なんと、BATTLE BEASTったら11月22日代官山UNITで開催されるLOUD & METAL MANIAに出演で来日決定です!これは観に行かないといかんですわ!(^▽^)♪

August CD-7 左上:FLESHGOD APOCALYPSELabyrinth」 (日本盤、2013年8月)
イタリア発シンフォニック・ブルータル・デスメタルバンドFLESHGOD APOCALYPSE3rdフルアルバムです。
彼らのメロディ成分から遙かに遠ざかったブルデスとメロディの塊であるオーケストラのシンフォニーを融合させるという大胆なアプローチはメタラーの度肝を抜かしました。確かにシンフォニック・ブラックメタルがあるんだからデスメタルにもシンフォニック導入しても「あり」ですよね(^^;)
本作はクレタ島を舞台にしたギリシャ神話をモチーフにしたコンセプトアルバムです。クレタ島のミノス王が王妃と雄牛の間に生まれたミノタウロスを幽閉するために作りあげた“ラビリンス(迷宮)”がアルバムのタイトルになっています。コンセプトアルバムなだけに、ギリシャ神話のミノス王関連の話をチェックしてから歌詞を読むと理解が深まるのでオススメです!
サウンド面はというと、オーケストラとクワイア、効果音がたっぷり入っていて、まさに一大叙事詩となってます。1曲目からめちゃシンフォニックなイントロ、そこにFrancesco Paoliによるブラストビートの嵐・嵐・嵐!!Tommaso Riccardiのグロウル vs Veronica Bordacchiniのオペラ発声のソプラノヴォーカルの掛け合いもたまんないですわ~!
豪華なシンフォニックアレンジに怒濤のブルデスがガッツリ互角に渡り合っていて、一分たりとて気を抜けぬ迫力と勢いに満ちたアルバムです!

右上:WATAINWild Hunt [Mediabook Edition]」 (輸入盤、デラックス・メディアブック・エディション、2013年8月)
スウェーデンのブラックメタラーWATAINが3年振りにリリースした5thアルバムです!
日本盤はリリースされないので(涙)、輸入盤のメディアブック・エディションを購入しました。このエディションはボーナストラック“When Stars No More Shine”が付いてるんですよね(^-^)
メディアブックは厚みのあるカバーで覆っているためサイズがでかくなってます!CDキャビネットに収納するには横向きに入れないと入らないよぅ・・・(´・ω・`)ショボーン
今作のタイトルの“The Wild Hunt”とはヨーロッパで古くからの伝承で、神・悪魔・妖精や亡霊とされる”猟師団”が空や大地を移動していく様を示しています。この”猟師団”を目撃した者は災いや不幸に見舞われるとされています。タイトル通りアルバム各曲の歌詞は地の闇の世界に住まわす(異教の)神々について書かれてあり、残忍かつ無慈悲な描写は徹底的にブラックメタル。
サウンドは1曲目のインスト曲“Night Vision”を始めとして、「太陽を地底の世界に引きずり落とし暗黒にした」という歌詞さながら“畏怖”“暗黒”の雰囲気に満ちています。ミドルテンポでダークなメロディ成分が多めになったせいか、前作とはイメージが大分変わりました。特にErik Danielssonのヴォーカルはグロウルだけでなくスクリームやクリーンヴォイスまで多様な表現で曲に味をつけています。“They Rode On”は「ブラックメタルなにそれ美味しいの?」ってな位メロディアスなバラードをErikが切々と唄い上げていて、正直びっくらこきました(汗) とはいえ曲自体は良いんですよ(^^;)
もちろん“De Profundis”“Outlaw”のようにブルータルでアグレッションの高い曲もありますが、ファンにとっては今作はメロディありすぎでマッタリな曲が多いと賛否両論となるアルバムだと思います。
ボートラの“When Stars No More Shine”は3分過ぎから曲が始まるのでご注意を!

左下:QUEENSRŸCHEQueensryche (クイーンズライク)」 (日本盤、ボーナストラック付、2013年8月)
Geoff Tateの解雇/脱退にともなう法廷闘争でGeoffと残りのメンバーがそれぞれQUEENSRYCHと名乗ってるややこしい状態のQUEENSRYCH。早く判決出て下さい( ´Д`)
こちらはGeoff以外のメンバー(Michael WiltonParker LundgrenEddie JacksonScott Rockenfield)が元CRIMSON GLORYTodd La Torreをヴォーカルに迎えた方のQUEENSRYCHで、GeoffのQUEENSRYCHの新作「Frequency Unknown」から5ヵ月遅れのリリースとなります!
俺達が本物のQUEENSRYCH」と主張すべく、ジャケ絵はお馴染みの「ロゴ」、タイトルはまたもやセルフタイトルのQueensryche」Σ( ̄ロ ̄ )!
1983年にリリースしたEPQueensryche [EP]」は2003年にボートラ入れてリマスターCD「Queensryche (クイーンズライチ)」として再発してるだけに、新作の「Queensryche (クイーンズライク)」ともの凄く紛らわしいんですが…。邦題にしても、古い方は「クイーンズライチ」、新作は「クイーンズライク」となり、過去の呼称問題まで引きずってややこしいったらありゃしないです…(TωT)
さて、新ヴォーカルTodd La Torreなんですが、昔のGeoffそっくりなパワフルなハイトーンヴォーカル!むしろToddの方が現在のGeoffより高音部の声が出てるし伸びもありますね。よくぞ出会ったという感じで、バンドにぴったりマッチしてます。
またToddは作詞・作曲にも全面的に関わってます!一番年下&サポート・ギターで後から加入したParker Lundgrenも新作では曲作りに参加しています。メンバー一丸となって作りあげた楽曲は、Toddの広い声域を生かしたヘヴィかつメロディアスな聴き応えのあるものとなってます!私はGeoffのアルバムよりもこちらの方が好みです♪

右下:GOATESSGoatess: ゴーテス」 (日本盤、ボーナストラック付、2013年8月)
スウェーデン産ドゥーム/ストーナー系バンドGOATESSのデビューアルバムです。
GOATESSは、アメリカの伝説的ドゥーム/ストーナーバンドSAINT VITUSの「C.O.D.」(1992年)でヴォーカルを務めたCOUNT RAVENChritus Lindersonが、2009年に旧友NiklasWEEKEND BEASTという名で始動したプロジェクトが元になってます。2012年GOATESSに改名し、Chritus (Vo.)、Niklas (G.)、Kenta (Ds.)とFindus (Ba.)の4人組の”バンド”として活動してます。
SAINT VITUSの「C.O.D.」が再発されたので購入しようとした際、「関連するお勧めアーティスト」でGOATESSが紹介され、ジャケ絵の不気味な赤ん坊に惹かれて(おいっ)「ポチッとな」しちゃいました(^^;)
長年ドゥーム/ストーナー界で活躍してきたChritusだけあって、しっかりと特徴的なサウンドを作りあげてます。初期BLACK SABBATHのドゥーミーさと古き良き70年代ハードロックの音、スローテンポで繰り返されるストーナーなリフにOzzy Osbourneにどことなく似たChritusのヴォーカルが重なると、重さと気だるさの両方が混じりあってトリップしやすくなりますね~。疲れた時に聴くと効果絶大ですね。リピート再生は恐ろしいです…気がついたら3回再生されてましたw

ということで、7月~8月の購入分がやっと紹介おわりました・・・。

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