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エルメス財団が編集者となり、一冊の本が出版された。392ページもあるこの本には、『木』というタイトルが与えられている。 木は万能の素材だ。道具や建物をつくる素材になり、燃料になり、鑑賞や信仰の対象になる。19世紀から20世紀にかけて技術革命を起こした、鉄、ガラス、コンクリート、石炭といった素材でも、木ほどの万能性はない。