肌がカサカサする。冬になると足が粉ふくよ。
乾燥が原因だけど、顔が脂ギッシュ
インナードライが原因かも。1日必要な水分を摂りましょう。
薬局薬剤師のなおどらログのなおです。
そろそろ冬になります。乾燥が激しく出る季節ですね。
今回の記事は
顔が乾燥してきてカサカサする。保湿しているのに。
足の部分が乾燥ひどい。粉ふいちゃう。
保湿クリームや化粧水高いの使っているけど良くならない。
そんな人に向けた内容です。
結論から言うと
適切に水分を取り続けることは難しいです。
肌が乾燥する理由はインナードライ。体の水分が足りないと保湿剤だけでは対応できない。
インナードライとは、皮膚表面は皮脂でベタついているのに、角層の水分量が不足していて乾燥している状態を指します。
「 脂っぽい肌だから乾燥はしていません。 」
という人は、過剰に皮脂が分泌しています。
皮膚の表面は潤い成分である「皮脂膜」で覆われています。
皮脂膜があるから外的刺激から守られています。
皮脂膜とは、水分(汗)と油分(皮脂)がまざったものです。
肌は、この水分と油分のの分泌量のバランスが良いとベタベタもカサカサもしない状態となります。
しかし、水分の分泌量が少ないと、皮脂が多くなりバランスよく混ざらずに、余った皮脂が皮膚表面を覆ったようになります。
それがオイリーな肌の原因です。
化粧水や乳液などをきちんと使っても肌が皮脂で覆われて脂っぽい場合や、カサカサしている場合は一日の必要な水分摂取量が足りていません。
お金をかけて行う前に、まずは1日必要な水分を摂ってみましょう。
参考:KOSE
肌の乾燥を防ぐには一日1.2リットル以上水分を摂る必要がある理由。
私達の体は55-60%水分でできています。
水分自体は、血液となったり、リンパ液となったり、肌、髪、爪などにも多く含まれます。
様々な部分で水分が必要となりますが、通常水分は循環しています。
出る水の量は2.5リットルです。
そこで、食事から得る水分は、1.3リットルです。
結果、1.2リットルは意識的に水分を取る必要があります。
これは大体、20歳で体重が65kgの人です。
年齢と体重で必要な水分量は異なります。
目安としては1.2リットルで覚えてください。
まずは1.2リットルを目標に摂りましょう。
珈琲やジュースでは水分とはなりません。
珈琲やジュースでは水分を摂ったことになりません。
珈琲…利尿作用があるカフェインが入っています。
利尿作用とは文字の如く、水分を尿としてだしてしまいます。
通常の珈琲は200mL前後が1杯の量ですが、利尿作用で尿となって流れます。
そのため、体に水分が入ったとしても、体の水分が同量程度抜けてしまいます。
ジュース…糖質が多く含まれており、高浸透圧です。
浸透圧とは、
半透膜を挟んで液面の高さが同じ、溶媒のみの純溶媒と溶液がある時、純溶媒から溶液へ溶媒が浸透するが、溶液側に圧を加えると浸透が阻止される。この圧を溶液の浸透圧という
引用:Wikipedia
つまり、ジュースとはたくさんの糖質が入っているため、体に水分が入りません。
以下の図にもあるように、基本的には糖質が多いもので経口補水液ではないものは体に水分が吸収されにくいです。
上記より、基本は「 水 」で水分を摂りましょう。
もちろん、電解質が少ない麦茶などでも代わりになります。
水分は1回で飲める量は200mL。1度にたくさん水を飲んでも肌の乾燥は防げない。
一度に吸収できる水分の量は決まっています。
200mL前後が一度に飲める量です。
それ以上飲んでも、基本的には体が水分過剰に気づいて尿で出します。
そのため、面倒だからと言う理由で一度に1リットル飲んでしまう方がいます。
それはトイレの回数を増やすだけで、実際は体に入っていません。
一度ではなく、回数を重ねて水分を摂りましょう。
肌の乾燥を防ぐためには、1日6回以上で水分を摂る必要がある。
水分摂れる1回量が200mL前後となれば、1日量の1.2リットルを達成するためには、何度も水分を摂る必要があります。
そのために200mlを6回以上を取れば1.2リットル以上摂ることができます。
人の活動時間は睡眠時間7時間を除けば、17時間動いています。
その中で6回となると、約3時間弱に1回水分を取れば達成できます。
そう考えると私の感覚としては、あまり頻度も高くないですし、飲むことができます。
水分のとりすぎは心配いらない。健常人なら23リットル飲まないと水分過剰とならない
ここまで話をしていると水分たくさん摂りすぎたら問題ではないかと思う人がいます。
安心して大丈夫です。
摂りすぎるときの症状は
- 低ナトリウム血症
- 水中毒
が症状として現れますが、最大でも23リットルほど水分を取らないとなりにくいです。
気になる方なら6リットルまでにしておきましょう。
今回は水分不足が問題のため、最低でも1.2リットル摂ることを考えておきましょう。
参考:MSD家庭マニュアル 水分過剰
気軽に水分を摂るには水筒がおすすめ。量も分かるし、日常的に飲みやすい。
私も1日の摂取水分量を守るために、何度もコップにお茶を入れて飲んでいました。
しかし、コップにお茶を入れることが結構面倒です。
冷蔵庫行って、お茶を取り出して、コップに注ぐまでの作業が面倒です。
そこで用意するのが、直飲み水筒です。
一度にお茶を600mL入れることができます。
気になれば蓋を開けて飲むだけです。
なんと楽なんでしょう。
水筒の口周りを洗うことは今まで面倒でした。
今では食洗機という力強い仲間がいます。
きちんと洗ってくれるので、手間はなくなりました。
更に、水筒なら中のお茶を飲みきったら摂取した水分量は600mLってことがわかります。
もう一度お茶を注いで、回数重ねて飲めば計1.2リットルです。
直飲みの水筒なら2回お茶を注ぐだけで1.2リットル水分を摂ることができます。
いやー楽です。
この機会にぜひ、直飲み水筒を購入しましょう。
夏も冬も乾燥しやすい。肌のケアのために水を摂ることから始めましょう。
今回のまとめとしては
- 肌が乾燥している人ほど、手足はカサカサで顔はオイリーでベトベトなことが多いです。
- インナードライの人ほど肌が乾燥します。原因のひとつに水分不足です。
- 1日必要な水分量は1.2リットルです。
- 1度に飲める水分量は200mLです。3時間に1回水分をとって計6回水分を摂りましょう。
- 直飲み水筒があれば、水分摂取は簡単にできます。自分が摂った水分量も簡単にわかります。
昔から患者さんに熱中症や肌のカサカサを防ぐために水分を摂るように指導してきました。
ふと、自分も適正量の水分を撮っていないことに気づきました。
それから飲むように努力してみたところ、全然水分を摂ることができないです。
適正の水分を摂るために色々と考えると直飲み水筒が最適解でした。
肌にお悩みの方、ぜひ一度、1日水分量を摂ってみましょう!
私はサーモスの直飲み水筒を使っています。
以上!おわり!
参考:コスモット
The post 肌が乾燥している人は水分量が足りていないかも。私が行っている一日分の水分を摂る方法。 first appeared on なおどらログ.