ニンテンドースイッチ版『ポケモンユナイト』が配信されて、はや数日。プレイヤーたちの間でも「実はあのポケモンが強いのでは!?」や「このポケモンはなかなか活躍しづらいな」といった具合に、環境を見る目が変わってきています。
そんな現状で最も注目を集めているポケモンが「ゲンガー」。ネットワークテスト版ではいまいちパッとしなかったこのポケモンですが、現状では奪い合いが起こるくらいに人気を集めており、「バランス調整必須」と騒がれるほど活躍しているのです!
◆そもそもゲンガーはなぜ強い?
なぜゲンガーが注目を集めているのか。それは「ヘドロばくだん」と「たたりめ」の組み合わせ、通称「ヘドりめ」コンボが非常に強いからです。
まずヘドロばくだんを当てて相手を毒状態にし、続いてたたりめで攻撃する。状態異常の相手にたたりめを当てると、技の待ち時間が1秒に短縮されるので実質的に連打可能。毒が解除されるまでに4回は当てられます。
そして、このコンボを食らった相手はたいてい生き残れません。なんせ技を5連打されるようなものですから。例えディフェンス型であろうと、まともに受ければHPがあっという間に溶けてしまうのです。
もちろんゲンガーさえいれば最強で間違いなく勝てるというわけではないのですが、それでもこの火力は圧倒的。ここまでダメージを出せるとゲーム全体をコントロールできてしまいます。
◆ゲンガーの使い方
ゲンガーを使ううえでのポイントは「カジリガメやサンダーを確実に倒す」という部分です。ヘドりめコンボはダメージがかなり出るので、驚くほど簡単にこれらのポケモンを倒せてしまいます。
カジリガメに対してひとりで挑んでも、12秒ほどで倒せてしまう速さ。現在の『ポケモンユナイト』はカジリガメを倒せるか否かで勝負が決まるといっても過言ではないので、これは本当にとんでもないことです。
もちろん、他プレイヤーを倒すのも得意です。相手があまり火力を出せないタイプのポケモンであれば、一方的な攻撃になってしまいます。
とはいえ、ゲンガーもとにかく最強というわけではありません。ゲンガーは中央エリアでレベル上げをしてから攻めるタイプのポケモンであるため序盤は技が弱く、「ヘドりめ」コンボを覚えるレベル7まではだいぶ時間がかかります。
味方と経験値を奪い合うなどしてレベル上げが遅れると、一度目のカジリガメに間に合わないこともありえるほど。ましてや序盤に敵のゼラオラなどにちょっかいを出されると、非常に困ったことになります。
◆ゲンガー対策方法
ゲンガーのヘドりめコンボにも弱点はあります。まず、ゲンガーはとにかくゼラオラと相性が悪いのです。ヘドりめコンボは、相手がワープする移動を行うと攻撃の起点となる「ヘドロばくだん」が回避されてしまい、火力の要である「たたりめ」が連打できなくなります。移動技が豊富なゼラオラは意識せずとも、ゲンガーの攻撃を避けやすいわけですね。
さらにゲンガーそのものは打たれ弱いので、ゼラオラのほうでんに耐えられません。範囲攻撃がある、もしくは火力が出せるポケモンの場合、ゲンガーに近づかれたら返り討ちにするのもアリでしょう。
「だっしゅつボタン」や「なんでもなおし」を使って対応する方法もあります。ヘドロばくだんを食らって毒状態になったら、その場からすぐ離れたり、毒状態を解除したりすればOK。「たたりめ」を連発させない状況作りが対策に繋がります。
とはいえ、対抗手段が尽きるととにかく厄介なのがゲンガー。カジリガメやサンダーも狩りやすく、活躍するのは間違いなしのポケモンです。ゆえに今後、バランス調整で下方修正が来そうな気配もあります。ゲンガー対策としても扱いやすいゼラオラの人気がさらに増すかも?もしくはゲンガーを避けてカイリキーなどに人気が集まるかも?などなど、メタ戦略的にもかなり影響を与えそう。とにもかくにも、注目すべき存在でしょう。