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 日本の「お家芸」といえば柔道、体操などが浮かぶが、オリンピックで最初に金メダルを連取した種目は陸上男子三段跳びだった。1928年アムステルダム大会で織田幹雄が日本人初の金メダルに輝いた後、32年のロサンゼルス大会では南部忠平が金メダル。そして「日本3連覇」を見事に果たしたのが36年ベルリン大会の田島直人だった。2位も原田正夫。陸上で金銀獲得という、今では夢のような快挙。しかも、二人はともに京都大学の出身。当時日本の「文武両道」の気概が偲ばれる。