インテルは、近日発売予定の第12世代Alder Lakeプロセッサーの開発者ガイドを公開しました。Gamer’s Gospelは、DenuvoなどのDRMソリューションがAlder Lakeのハイブリッドデザインに対応するためにアップデートが必要になるという興味深い情報を発見しました。
ゲーマーは通常、ゲームのパフォーマンスを向上させるために新しいプロセッサーにアップグレードします。しかし、Alder Lakeはプラグ・アンド・プレイではなく、DRM開発者が特別な注意を払う必要があるかもしれません。インテルは文書の中で、ゲーム用の最高のCPUと競合することになるAlder Lakeは、提供者が当該保護のための特別なアップデートを発行しない限り、DRMソリューションとの互換性に問題が生じることを確認しました。その結果、ゲームにDRMを実装したゲーム開発者も同様の対応をしなければならなくなります。
“もし、既存の、あるいはこれから発売されるゲームがDRMミドルウェアを使用しているならば、ミドルウェアの提供者に連絡を取り、ミドルウェアが一般的にハイブリッド・アーキテクチャをサポートしているかどうか、特に今後発売されるインテルADLプラットフォームをサポートしているかどうかを確認した方が良いでしょう。最新の DRM アルゴリズムの性質上、CPU 検出を使用している可能性があるため、今後のハイブリッドプラットフォームを認識しておく必要があります。インテルは、Denuvo*のような主要なDRMプロバイダーと協力して、彼らのソリューションが新しいプラットフォームをサポートするようにします。”
最近のトリプルAタイトルは、すべてではありませんが、海賊版から守るために何らかのDRM保護を行っています。インテルは、特にDenuvoアルゴリズムについて言及していますが、VMProtectやSecuROMなどの他の保護機能についても、おそらくアップデートが必要になると思われます。Assassin’s Creed Origins」のように、複数の保護レイヤーを持つゲームもあり、おそらく複数のアップデートが必要になるでしょう。
最近のゲームでは、開発者がAlder Lake用のアップデートを提供する可能性が高いため、大きな問題にはなりません。問題となるのは、数年前に発売された古いタイトルで、アップデートが行われない可能性が高く、Alder Lakeのチップではプレイできないということになります。世の中にはリプレイバリューの高いゲームがたくさんあるので、買ったばかりのAlder Lakeプロセッサでプレイできないとなると、ゲーマーは困ってしまいます。
ゲーム開発者の中には、ゲームの発売からかなりの時間が経過すると、最終的にDRM保護を解除する人もいますが、すべてのタイトルがそうなるわけではありません。また、開発者がGOGなどのプラットフォームでDRMフリー版を展開することもあります。どちらも実行できない場合、ゲームを合法的に所有しているにもかかわらず、ゲーマーは海賊行為に頼らざるを得ないかもしれません。