「ホテル会員プログラムを4月に刷新し、会員専用のスマートフォンアプリも8月に導入した。今後、顧客属性や嗜好(しこう)を細かく分析できるようにし、ホテルの利便性や発信力を高めて業績を上げたい。緊急事態宣言が解除されたが地方リゾート地に人気が集まり、大阪市内は回復に時間を要しそうだ。一方、令和7年開催の大阪・関西万博や、統合型リゾート施設(IR)開業の好材料もある。この準備に向け、ホテルでは幹部クラスを中心に長期出張需要が出るとみている」 【プロフィル】かげやま・しゅういち 神戸大経卒。昭和54年住友銀行(現三井住友銀行)に入行し、副会長などを経て平成29年6月よりロイヤルホテル社長。大阪府出身。