今回ご縁あって、『saketaku』さんからお試しセットを提供いただきました。
『saketaku』とはーーー
「おいしさ」と「希少性」にこだわったプロ厳選の日本酒と、お酒に合う本格一品おつまみのセットが毎月届く、宅配サービス(頒布会)。
「一般の酒屋さんではめったに手に入らない希少酒と、ペアリングされたおつまみのセットが、家でぐーたらしているだけで毎月届くなんて……そんなうまい話がある!?」と半信半疑で臨んだおためしプラン。
結論から先にいうと、このセットかなりお値打ちです!
内容をご紹介します!
saketakuが届く
今回はお試しということで、ベーシックな毎月2本お届けプランをいただきました。通常は毎月20日までの申込みで、当月末に届けてくれるそう。
箱はこれぐらいの大きさで、2本入っているため重さもありますが、送料は無料です。
我が家の猫たちも興味津々。
日本酒2本と本格一品おつまみひとつ
基本のセットとしては、750mlのお酒2本と、缶詰のおつまみがひとつ。
今回は三重県・森喜酒造さんのお酒です。
- 純米酒 るみ子の酒(写真右)
- 妙の華 特別純米酒 英(はなぶさ)(写真左)
- 帆立のバジルソース仕立て
送料無料の1980円で、日本酒1本プランが送られてくるそうです。これは、普通に日本酒1本買うのと大して変わらないので、とりあえずひと月だけ契約して合わなければやめる!というのでもいいのでは?なんて気軽に考えちゃう値段です。
記事執筆時点では「先着50名様まで」と記載がありますので、興味がある方は覗いてみて下さいね!
日本酒の香りを最大限に引き出す専用グラス
本来初回のお届けにはついていないのですが、今回は特別に専用グラスもつけていただきました。お酒の香りを最大限に引き出すための特注品です(酒瓶手前の脚付きグラス)。
猫さんよ、頼むから倒さないでね〜〜〜(汗)。
運営者の思い入れがとにかく熱い!
内容物としては上記の通りなのですが、他にテイスティングシートや日本酒の情報誌『Magazine D(写真)』、さらに自分で記入できるテイスティングチェックリストなど、お酒に関する情報量ががすごいです!
特にお届け一回目に同封されているというお手紙には、運営者からの長くて熱いコメントが。
「おいしい日本酒をただ届ける」のは、お酒の存在を知っていれば誰にでもできます。でも私たちは、違います。日本酒の持つポテンシャルを最大限に引き出した「最高の状態」で、ご自宅にお届けしています。「どうすればこの日本酒を、もっと楽しんでもらえるか」そんなことばかり考えているsaketakuのスタッフが、日本酒の魅力を紐解きながら、日々サービスの企画・設計を行っています。
引用元: 同封のお手紙より
ふむふむなるほど。
運営元の「日本酒応援団」は、もともと大の日本酒好きな人たちの集まりで、日本酒の専門店に通いつめるような日本酒マニアだったそう。そのうち好きが高じて、ある時から自分たちで日本酒を造るように。朝4時に起きて氷点下の真水でお米を洗ったり、もろみの発酵を肌で感じながら成長を見守ったり。酒米の田植えや稲刈り、ついには毎年複数の銘柄を造るまでになったそうです。
「日本酒の数ってどのぐらいあるのだろう」調べたところ、1.5万銘柄以上あるらしい。どういうわけか、私たちのまわりには多くても20銘柄ぐらいしかありません。比率に直すと「1%」にも満たない数字。色々な日本酒を飲んできましたが、実は残りの99%に出会えていない事実にびっくり。全国には、まだまだたくさんの銘酒が溢れているのです。
引用元: 同封のお手紙より
それから、その99%の酒蔵は小さな家族経営の蔵がほとんどであり、飲む人の減少によって、廃業に追い込まれているという事実を知った運営者は、地方の小さな蔵を世に紹介するという使命を感じ、saketakuを立ち上げるに至ったそうです。
確かに……。そんなの言われたら、全部飲まなきゃいけないような気になってきた〜〜〜!!!
飲む前から魂ゆさぶられる!
試飲 るみ子の酒
さっそく飲んでみましょう。
と、その前に、専門家はどんなコメントをしてるのでしょうか?
ちょっとテイスティングシートをのぞいたところ……情報量ほんまにスゴ!
味わいの変化や色、香りの特徴、ペアリングから、「酵母:K-9」「種麹:ヒグチヒカミ30号」「麹歩合:20.8%」「粕歩合:32.9%」「醪日数:25日」などなど、ネットで調べても出てこない、ものすごいマニアックなデータまで載っています。
専門家のコメントには「バナナのような香り」とありますが、飲んでみると、なるほど確かにバナナの香り!!
……って筆者が単純で影響されやすいだけでしょうか(笑)
しかし、ティスティングシートを見ながら飲むと、「まさにその通り!!」と膝を打ちたくなるような的確な描写と、自分の味覚だめしみたいな感覚が楽しいです!
試飲 英(はなぶさ)
英(はなぶさ)の方も飲んでみましょう。
「るみ子」ほど甘くない香りの中に、フッと気配だけを残す酸と、キレのよい余韻。
ところで日本酒のプロとはどのような人たちなのでせう?
お名前拝見したところ、
❝
湯島天神下 すし初4代目、利酒師、JSA認定ソムリエ、
酒類コンサルタント、インフィニット・酒スクール代表
saketaku公認鑑定士
❝
などの方々が名前を連ねます。
少数精鋭のプロが、コメントを寄せてくれていますね。
日本酒の情報誌『Magazine D』もすごい
同封の日本酒の情報誌『Magazine D』では、森喜酒造がこれまで歩んできた軌跡が、エピソード豊富に綴られています。
たとえば誰しもがパッと見で気になる「るみ子の酒」のラベル。
これはあの漫画『夏子の酒』作者の尾瀬あきら先生が、森喜酒造の跡取り娘・るみ子さんにちなんで命名。ラベルイラストを書いてくれたという感動の物語が!私は正直、高橋留美子さんにちなんだ「るみ子」かな?と思っちゃいましたが……(笑)
酒蔵への取材、酒屋への取材、居酒屋への取材と盛りだくさんで、とても読み応えがあります。
ゆっくり飲みながら読んで、このお酒を育んだ土地や蔵人へ思いを馳せるものいいでしょう。
おつまみもよく合います
今回のおつまみは帆立のバジルソース仕立て。
シートにあるアドバイス通り、ちょっとあたためて食べてみました。
ニンニクの香りが効いており、けっこうパンチがありますが、コシのある純米酒にも引けを取らずにいい感じ!
テイスティングシートには、さらなるペアリングも提案されていて、「天麩羅(中略)具体的には、長ネギ、アスパラ、茄子などが相性です」ってめっちゃ具体的〜。
どんな味覚をもってすれば、ここまで絞り込んだペアリングを発見できるのでしょうか。流石です。
それにしても日本酒のおつまみって、魚とか貝とか、だいたい猫が好きなやつなんですよねぇ……。
盗み食いを止めるのに必死です。
まとめ
さて、今回saketakuをおためし利用してみて、感じたことをまとめてみますね。
具体的には以下のような点に魅力を感じました。
- 一般には出回らない希少酒に出会えること
- 自分で選ばない=予期せぬ日本酒に出会えること
- ネットには落ちていない専門的な情報までわかること
- プロの舌によるコメントを読みながら飲めること
特に3つめと4つめが大きいです。
地道な取材による造りのデータと、プロのテイスティングコメントを見ながらの試飲は、知識としてのお酒の特性を、味覚で実地研修していくような、まさに「今までにない、新しい日本酒体験」でした。
気になるお値段ですが、少しわかりにくいですが、以下のようになっています。
ひと月2本購入する場合の月額
- お届け1回目の料金:4,780円
- お届け2回目の料金:5,980円
- お届け3回目以降の料金:6,980円
つまり、3回目以降は毎月6,980円。ちなみに、1年分一括払いすると、76,500円だそうです。1本あたり約3000円です。
酒屋さんではなかなか手に入らないお酒と、そのお酒を最大限楽しむ情報、そしてそういったお酒が信頼できる管理者によって品質管理されて送られてくることを考えると、結構お値打ちだと思います。
また、結構頻繁にキャンペーンをやっていて、初回だけお得にゲットできるチャンスがあるようです。キャンペーン内容は頻繁に更新されるので、詳細は公式サイトでご確認いただきたいのですが、かなり格安で試せるキャンペーンもやっているみたいですよ!
ちなみに、「2本はちょっと多いな……」と思った方には、「自分に合った本数・頻度を選ぶ」システムもあります。毎月1本からでも充分楽しめますが、2本のほうが、比べ飲みができておすすめです。
ひとりで楽しむより、複数人でわいわい、味わいについて話し合いながら日本酒パーティなんて楽しそう。
継続の縛りはなく、スキップや解約、コース変更なども随時OKだそう(12ヶ月プランの場合を除く)なので、気になる方は気軽にはじめてみてはいかがでしょうか。