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東京オリンピックの野球日本代表は、28日の初戦を前に、会場の福島市の球場で最後の調整を行いました。そして、日本の先発を山本由伸投手が務めることが発表されました。

日本は、28日のドミニカ共和国との予選リーグ初戦に向けて、27日午後、会場の福島県営あづま球場で最後の調整を行いました。

選手たちはグラウンドでノックを受けて人工芝のボールの弾み方を確かめ、ピッチャーはマウンドの固さなどを入念にチェックしていました。

このあと、日本とドミニカ共和国の両監督が会見を行い、稲葉篤紀監督は28日の初戦にオリックスの22歳、山本投手を先発させると発表しました。

山本投手は150キロを超える力のあるストレートと多彩な変化球で、おととしは最優秀防御率、去年は最多奪三振のタイトルを獲得し、今シーズンも前半戦は勝利数、防御率、奪三振でパ・リーグトップでした。

稲葉監督は「強い球を持っているし、若い力で初戦をいく。初戦の緊張感の中の先発だが、由伸らしい投球をしてくれることを願っている。長いイニングより1イニングずつしっかり抑えることを期待したい」と話していました。

ブルペンに入って投球練習をした山本投手は「きょうはしっかりいいボールを投げられた。とにかく金メダルに向かって全力投球したい。初戦は大会の流れとしても大事な1試合になるので、ベストな準備をして臨みたい」と意気込んでいました。

一方、ドミニカ共和国の監督は28日の試合に巨人のメルセデス投手を先発で起用すると発表しました。メルセデス投手は今シーズン5勝1敗、防御率2.31と好調です。

予選リーグ初戦の日本対ドミニカ共和国は28日正午、試合開始です。