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イタリアの建築設計事務所MASK Architectsは、世界で初めて3Dプリントによるスチール製の外骨格構造を利用したモジュールハウス「Madre Natura(母なる自然)」を設計した。再生可能エネルギーの利用、地形を活かしたフロア移動など、自然との調和を提唱している。

Madre Naturaは、イタリア領サルデーニャ島出身の彫刻家Costantino Nivolaの作品「La Madre」に敬意を表した緩やかな曲線の外観が特長で、Nivola美術館の近くに建設される。「EXOSTEEL」と呼ぶ3Dプリントされたスチール製外骨格を枠組みとした3階建てで、石の彫刻を思わせるようなライトグレーのパネルで覆っている。

各住宅の中心には、再生可能エネルギーを利用するための「エネルギータワー」を設ける。タワーは太陽光パネルで覆われ、上部は風と共に360度回転できる。また、風力タービンを風で直接動かせるように、住宅にはぽっかりと穴が開いている。これには風の強いサルデーニャ島の気候を活かすとともに、開放感や自然との一体感を生む効果もあるという。

地域または自然災害に対するセキュリティとして、タワーの上部にはスマートカメラと火災検知器を設置する。タワーの下部には、水やエネルギーの貯蔵および分配のための設備もある。

階段がないことも特長の1つだ。設計者らは地形の傾斜に合わせて住宅を互い違いに配置することを検討しており、居住者や訪問者が自然の階段を使って別のフロアに移動するよう促している。

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Exosteel “Mother Nature” Modular Prefabricated Living Museum Houses

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