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イラクの総選挙では、取りあえずの結果として、独立強硬派のサドル師率いる勢力が第1党となり、親イラン民兵等からなる勢力は惨敗した等、イラン政局の大きな変化がありましたが、サドル師の勢力以外のシーア派勢力は、選挙結果の受け入れを拒否する等、未だに混乱が続いています。
取りあえずアラビア語メディアから散発的ですが、次の通り

・親イラン派の群衆が、政府機関や外国公館の集まるグリーン地域に入ろうとして、治安当局に制止されたことは報告済みですが、その後も彼らはグリーン地帯の周辺で、更に多数の群衆を集めている模様です。
これに対してイラク軍も兵を増派したことは報告済み
・サドル派の指導者サドル師は24日、イラク周辺の外国(複数)がイラク政治に介入しないように警告した(イラク周辺の国と言えば、イランの他シリア、ヨルダン、トルコ等があるが、現実問題としてイラクの政治に介入しそうなのはイランで、これはイランに対する警告でしょう)
・選挙結果に反対するシーア派勢力が集まり、マリキー元首相がこれを代表して、選挙結果受け入れ拒否を声明するとともに、イラク大統領に対して、イラクの憲法と独立を守るために介入するように要請した
(これを伝えるアラビア語メディアも一体誰がこのマリキーの声明に参加しているか不明であるとしているが、そもそも介入して何をしろというのかも不明。選挙結果を無効としてやり直せと言うのか?そんな権限が大統領にあるのか?)
العراق: الصدر يحذّر من ≪التدخل الخارجي≫ في تشكيل الحكومة الجديدة | القدس العربي (alquds.co.uk)