国土交通省は29日、他人同士が同乗するタクシー相乗りを11月1日から全国で解禁すると発表。配車アプリを通じ、同じ方向に行く人を調整。運賃は乗車距離で案分するため、単独で乗るより割安。業者側の準備が整い次第、実際に利用できるようになる。コロナ対策で当面、3人掛けの後部座席は2人までとするなどの対応を求める。
乗客の利便性や事業者の生産性を向上させる規制緩和の一環で、29日付で関連通達を公布。運転手不足が深刻化している地方もあり、住民の足を安定的に確保する狙いもある。アプリを使わず、運転手がタクシー乗り場で客を募って相乗りさせることはできない。