アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは31日「自民党が明確な多数派となる議席を獲得した。岸田総理大臣は長期政権を構築し、中国や北朝鮮からの脅威に対処するための強固な基盤を獲得した」と伝えました。
そのうえで「党は勝利したが、閣僚経験者や甘利幹事長が小選挙区で敗北した。野党はいつもより緊密に協力して統一候補を擁立し、自民党を支持しない人たちの票を獲得した」と報じています。
またロイター通信は「岸田総理大臣はカリスマ性に欠けるというイメージを払拭(ふっしょく)するのに苦労していたが、今回の選挙の勝利で勇気づけられただろう」と伝えました。
その一方で「自民党は、岸田総理大臣を支えてきた大物議員の甘利幹事長が小選挙区で議席を失ったことに大きな衝撃を受けた」とも報じています。