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4年ぶりとなる衆議院選挙は31日に投票が行われ、各地で開票作業が進んでいます。

自民 甘利幹事長 自らの選挙区“落選キャンペーンすごかった”

自民党の甘利幹事長は、ラジオ日本の開票速報番組でみずからが立候補した神奈川13区の情勢について「厳しい。もともとは、もっと強かったが、落選キャンペーンがものすごく『こんなことをしていいのか』というくらいのことをやられた。見るに耐えないキャンペーンや事実上、フェイクニュースをされた。やった方が勝ちということになると、まともな選挙にならない」と述べました。

岩手3区 立民 小沢一郎氏 小選挙区の議席確保できず


自民党の幹事長や民主党の代表などを務めた立憲民主党の前議員の小沢一郎氏が、小選挙区の岩手3区では議席を確保できませんでした。小沢氏は、比例代表の東北ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

22:50 与党 219議席 野党・他 113議席 残り133議席


立民 枝野代表「かなりの選挙区で大接戦 期待して見守る」


立憲民主党の枝野代表は、午後10時すぎにNHKの番組に出演し「かなりの選挙区で激しい大接戦になっているので、期待して見守りたい。自民党に対し一騎打ちの構造を作るというのが最大野党として目指すべき形ということで、他の野党にも理解してもらい、かなり多くで接戦に持ち込めた。連携の成果はあったと思う」と述べました。

22:20ごろ 岸田首相 自民 議席減確実で“丁寧に対応考える”


岸田総理大臣は、NHKの開票速報番組で、閣僚経験者や党役員が選挙区で敗れていることについて「選挙区事情はさまざまなので、一概に原因はこうだということは難しいと思う。ただ、4年間の積み重ねをそれぞれ有権者の皆さんが評価した結果として、ベテランの候補者の敗戦が多く報じられているのだと思う」と述べました。
また「与党で過半数という大きな目標議席を確保したうえで政権運営を考えていく」と述べました。そのうえで、自民党が選挙前の276議席から減らすことが確実になっていることについて「政権運営あるいは国会運営にどう影響してくるのかは丁寧に対応を考えていかなければならない」と述べました。

維新 松井代表「議員の身分保障についてさっそく法案提出する」

日本維新の会の松井代表は大阪市内で記者会見し「皆さんから貴重な負託をいただいた。国会でも裏切ることなく、実績を積み上げるべくきょうからがスタートだと思う。心して活動していただきたい」と述べました。また「単独で法律を出せる力をいただいたので約束通り、政治家だけが優遇される議員の身分保障についてさっそく法案を提出し、これを実現すべく死力を尽くしていきたい」と述べました。
さらに「われわれは改革、成長の分配を前面に押し出して戦った。結果は自公で議席の過半数ということで岸田内閣への支持が高かったということだと思うが、やはり、日本に構造改革が必要だという訴えに一定数の賛同をいただいたことがわれわれの議席増につながったと思う」と述べました。

公明 山口代表 維新と国民の連立加入“なかなか難しいのでは”


公明党の山口代表は、テレビ東京の開票速報番組で「岸田総理大臣のカラーで戦った選挙であり、持ち味がどう票にあらわれてくるかと見ていく必要がある」と述べました。
そのうえで、自民・公明両党の連立政権に日本維新の会や国民民主党が加わる可能性を問われたのに対し「自民・公明両党は、閣僚を出し合ったうえで、政権合意を結んでいるので、そのレベルに達するのはなかなか難しいのではないか。自公連立は、長い歴史があり、政策の違いを合意につなげる経験や知恵、あるいは選挙協力が実効性を伴うものにすることは非常に大きい要素だ」と指摘しました

岸田首相「政権選択選挙において大変貴重な信任頂いた」


岸田総理大臣はフジテレビの開票速報番組で「自民、公明で過半数は確実なのではないかと予想されており、そのとおりであるなら、政権選択選挙において大変貴重な信任を頂いたということになると思う」と述べました。
そのうえで、自民党が選挙前の276議席から減らすことが確実になっていることについて「内容を分析したうえでしっかり受け止め、今後の取り組みの参考にしなければならない」と述べました。

茨城7区 14回当選の立民 中村喜四郎氏 小選挙区議席確保できず


立憲民主党の中村喜四郎・元建設大臣は、小選挙区の茨城7区では議席を確保できませんでした。中村氏は、比例代表の北関東ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。
中村氏は72歳。昭和51年の衆議院選挙に無所属で立候補して初当選し、その後、自民党に入って建設大臣などを務めました。平成6年にゼネコン汚職事件で逮捕・起訴され、自民党を離党して無所属となりました。これまでに14回当選しています。

秋田2区 自民 金田勝年元法相 小選挙区の議席確保できず


自民党の金田勝年元法務大臣は、小選挙区の秋田2区では議席を確保できませんでした。金田氏は比例代表の東北ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

22:00現在 与党 213議席 野党・他 107議席 残り145議席


自民 高市政調会長 “ちゃっかり私の政策も”


自民党の高市政務調査会長は、テレビ東京の開票速報番組で、甘利幹事長の小選挙区の情勢について「自民党の役員は、他の候補者の選挙区を懸命に回っていたので、なかなか自分の選挙区に張り付けず、自分の準備も思うようにできない状況があった。まだ結果が分からないが、必ず勝っていただきたい」と述べました。
そのうえで、今回の選挙での自民党の公約について、高市氏の政策が多く反映されたのではないかと指摘されたのに対し「岸田総理大臣の政策も入っているし、一緒に総裁選挙を戦った野田聖子氏や河野太郎氏の政策も入っている。もちろん、ちゃっかり私の政策も入れさせていただいたが、しっかりと総務会などの審査も受け、岸田総理大臣にもじっくりと見ていただいたうえで、党議決定したものだ」と述べました。

公明 石井幹事長「野党が一本化した影響あらわれているのでは」

公明党の石井幹事長は、TBSラジオの開票速報番組で「公明党は、比較的順調に当選確実が出ていると思うが、与党全体では厳しい情勢も伝えられているので、今後の結果を見守っていきたい。今回は、野党が候補者を一本化した影響も、やはりあらわれているのではないか」と述べました。

立民 福山幹事長「一本化の動き 国民に一定の支持いただけた」

立憲民主党の福山幹事長は、午後9時すぎにNHKの番組に出演し「野党間で協力した選挙区の候補者一本化の動きは、国民に一定の支持をいただけたと思う。まだ最終的な選挙結果が出ていないから軽々には言えないが、接戦で勝ちきって1議席でも増やしたい。東京8区など一本化の成果は着実に出ている」と述べました。

共産 志位委員長「一本化は自民党を追い詰めるうえで効果」


共産党の志位委員長は、午後9時すぎ党本部で記者会見し「今回の選挙は、野党共闘による政権交代を掲げて戦った。候補者を一本化したことは、明らかに自民党を追い詰めるうえで効果をあげている。政権交代には至らなかったが、今回の1回だけでなく、次の参議院選挙や衆議院選挙でもチャレンジしたい」と述べました。

各選挙区 NHK出口調査の状況

北海道11区


北海道11区は、立憲民主党の前議員の石川氏と自民党の元議員の中川氏が競り合っています。

秋田2区


秋田2区は、立憲民主党の前議員の緑川氏と自民党の前議員の金田氏が競り合っています。

岩手3区


立憲民主党の前議員の小沢氏と自民党の前議員の藤原氏が競り合っています。

茨城7区


茨城7区は、自民党の前議員の永岡氏がやや優勢です。

栃木4区


栃木4区は、自民党の前議員の佐藤氏と立憲民主党の新人の藤岡氏が競り合っています。

東京12区


東京12区は、日本維新の会の新人の阿部氏と公明党の前議員の岡本氏が競り合っています。期日前投票の出口調査では岡本さんが上回っています。

東京16区


東京16区は、自民党の前議員の大西氏と立憲民主党の新人の水野氏が競り合っています。

徳島1区


徳島1区は、無所属の元議員の仁木氏と自民党の前議員の後藤田氏が競り合っています。

鹿児島2区


鹿児島2区は、無所属の新人の三反園さんと自民党の前議員の金子さんが競り合っています。

自民甘利幹事長 “当選の無所属候補の追加公認手続きとる”

自民党の甘利幹事長は、フジテレビの開票速報番組で、今回の選挙で無所属で立候補した候補者の追加公認の可能性について問われたのに対し「『当選したら党に入りたい』という人やもともと自民党だった人がいる。そこはきちんと手続きはとりたい。執行部で判断したい」と述べました。
また無所属のまま自民党二階派に特別会員として所属し、静岡5区で当選が確実になった細野豪志氏を入党させるのか質問されたのに対し「細野氏はもともとそういう希望を持っていたし、もし当選したら、そういう道は付けなければならないということは若干、申し上げていた」と述べました。

21:00現在 与党 206議席 野党・他 102議席 残り157議席


国民 玉木代表「手応え感じていた」


国民民主党の玉木代表は午後8時半ごろ、東京都内で記者団に対し「小選挙区に擁立した前議員、全員の当選確実が報じられ、ほっとしているし、本当にうれしく思う。大変意義がある勝利だと思っている。10代、20代の若い方に『頑張ってほしい』という声を直接かけてもらい、手応えを感じていた。さらに私たちの考え方や政策をしっかりと広げていきたい」と述べました。

れ新 山本代表「寄付額は2億円 選挙結果待ちたい」


れいわ新選組の山本代表は、午後8時すぎに東京都内で記者団に対し「今回の選挙では、おそらく1万人を超えるボランティアの方々が12日間支えてくれた。また日本や世界にいる有権者から寄付を頂き、その額は2億円にのぼった。感謝を伝えたい。このあとどのような選挙結果になるか待ちたい」と述べました。

維新 松井代表「改革が必要だというわが党の主張が広がった」


日本維新の会の松井代表は、午後8時半ごろNHKの取材に対し「分配のためには改革が必要だというわが党の主張が広がり議席を増やすことができそうだと受け止めているが、総じて与党の勝利だ。自民党は前回の選挙で勝ちすぎた分、今回は議席を減らしたのだろう。政府に対しては今後も是々非々で臨む」と述べました。

N党 立花党首「1議席でも取ったら大金星」

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花党首は、東京都内で午後8時すぎに記者会見し「獲得が予想される議席がゼロと報道されているが、特段驚くものではない。議席が取れなかったから代表が責任をとるというものではない。厳しいことはわかっており1議席でも取ったら大金星だ。目標としては比例代表の得票率2%だ」と述べました。

立民 長妻選対委員長代行「一騎打ちであれば成果出ると期待」


立憲民主党の長妻選挙対策委員長代行は、午後8時すぎにNHKの番組に出演し「今回の選挙は、全国で接戦区がかなり多い。東京8区でもわが党の候補に当選確実が出たように自民党は強くなく、一騎打ちの構造であれば成果が出ると期待している。他の野党との選挙協力は、政権批判票の受け皿、土台を作れたと思う」と述べました。

共産 小池書記局長「与党追い詰めていること明らかに共闘効果」


共産党の小池書記局長は、午後8時すぎに党本部で記者会見し「自民党に対する強い批判の声が示された結果になりつつあり、接戦で与党を追い詰めていることも明らかに共闘の効果だと思う。最終的な結果を期待しながら、開票状況を見守っていきたい」と述べました。

自民 甘利幹事長 “コロナ禍で不安 不満たまりそれが選挙に”

自民党の甘利幹事長は、NHKの開票速報番組で、みずからが立候補した神奈川13区で接戦となっている情勢について「非常に厳しく受け止めている。この国の未来をこう作りたいというプランや思いがなかなか届かなかった。私の力不足だ」と述べました。そのうえで、出口調査の結果などを踏まえた獲得議席の見通しについて問われたのに対し「議席数をかなり減らしているが、コロナ禍でいろいろと不安や不満がたまっていてそれが具体的に選挙という形で受け止められたと思う。理解頂き切れなかったところがある」と述べました。

神奈川1区 松本純 元国家公安委員長の落選が確実に


緊急事態宣言のさなかに、深夜まで飲食店に出入りしていたことを受けて自民党を離党し、神奈川1区に無所属で立候補した松本純 元国家公安委員長の落選が確実になりました。松本氏は8回目の当選を目指しましたが、立憲民主党の前議員の篠原豪氏に及ばず、落選が確実になりました。

新潟5区 米山氏(無 新)が当確 自民 泉田氏小選挙区確保できず


知事経験者同士が争った新潟5区で、自民党の前議員の泉田裕彦氏は、小選挙区では議席を確保できませんでした。泉田氏は、比例代表の北陸信越ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。
泉田氏は前新潟県知事で、野党が連携して支援した無所属で新人の米山隆一氏に及びませんでした。

自民 遠藤選対委員長 「『与党で過半数』が当面の目標」

自民党の遠藤選挙対策委員長は、BS朝日の開票速報番組で「8月中下旬あたりは、かなり厳しい戦いになると思っていた。私が選挙対策委員長になった時も、全体として逆風の中の選挙かと思っていた。岸田総理大臣は、当初から『与党で過半数』と言ってきた。そこが私たちの当面の目標なので、それをしっかり超えていければいい」と述べました。

自民 甘利幹事長 自身が小選挙区で敗れたら「総裁に身柄預ける」


自民党の甘利幹事長は、TBSの開票速報番組で、自身が小選挙区で敗れた場合の対応を問われたのに対し「総裁に身柄を預けないといけないと思う。まず議席があるかどうかわからないので、そういう状況になってしっかり相談したい」と述べました。

神奈川13区 立憲民主党の新人の太氏が、やや優勢


熊本2区 16回連続当選の自民 野田毅元自治相 落選が確実に


16回連続で当選を重ねてきた自民党の野田毅元自治大臣は熊本2区で落選することが確実になりました。元財務省職員で、無所属の新人の西野太亮氏に及びませんでした。野田氏は、比例代表に重複立候補していないため、落選が確実になりました。

千葉6区 無所属で立候補 生方幸夫氏議席失うこと確実に


千葉6区では無所属で立候補した立憲民主党の前議員生方幸夫氏が議席を失うことが確実になりました。
北朝鮮による拉致問題をめぐり、9月に開いた市民との対話集会で「拉致被害者はもう生きている人はいない」などと発言していたとして、家族会などから抗議を受け、生方氏は発言を撤回し謝罪しました。これを受け生方氏は、党の千葉県連代表を辞任し公認を受けることも辞退したため無所属での立候補となりました。

千葉8区 自民 桜田義孝元五輪相 小選挙区の議席確保できず


自民党の桜田義孝元オリンピック・パラリンピック担当大臣は、小選挙区の千葉8区では議席を確保できませんでした。桜田氏は、比例代表の南関東ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

山口3区 自民 林芳正元文部科学大臣 初めての当選確実に


参議院議員を辞職し、今回の衆議院選挙に立候補した自民党の林芳正・元文部科学大臣が、山口3区で初めての当選を確実にしました。

静岡8区 自民 塩谷立元文部科学相 小選挙区の議席確保できず


自民党の塩谷立元文部科学大臣は、小選挙区の静岡8区では議席を確保できませんでした。塩谷氏は、比例代表の東海ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

東京8区 自民 石原伸晃元幹事長 小選挙区の議席確保できず


自民党の石原伸晃元幹事長は、小選挙区の東京8区で議席を確保できませんでした。石原氏は、比例代表の東京ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

大阪11区 立民 平野博文選対委員長 小選挙区の議席確保できず


立憲民主党の平野博文 選挙対策委員長は小選挙区の大阪11区では議席を確保できませんでした。平野氏は、比例代表の近畿ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

香川1区 自民 平井卓也前デジタル相 小選挙区の議席確保できず


自民党の平井卓也 前デジタル大臣は、小選挙区の香川1区では議席を確保できませんでした。平井氏は、比例代表の四国ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。

20:00 NHK出口調査分析 自民 公明両党で過半数の見通し


NHKの出口調査や情勢分析によりますと、自民・公明両党は、目標としていた過半数の233議席を上回り政権の継続は確実です。
ただ自民党は、単独で過半数に届くかどうかはぎりぎりの情勢です。
一方野党側は、立憲民主党が、選挙前の109議席から議席を増やす勢いです。また日本維新の会は、選挙前の議席を3倍以上に増やす見通しです。
共産党は、8議席から14議席、国民民主党は7議席から12議席を獲得する見通しです。れいわ新選組は1議席から5議席を獲得する見通しです。
社民党は2議席まで獲得する可能性があります。
「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席の獲得は厳しい情勢です。
諸派と無所属の候補は、9議席から13議席を獲得する見通しです。

20:00までに各党幹部ら党本部入り


岸田総理大臣は、午後8時前、自民党の開票センターが設けられている党本部に入りました。党本部にはすでに麻生副総裁や甘利幹事長ら、党執行部が入っています。

立憲民主党の枝野代表は、午後6時前に党の開票センターが設けられている東京都内のホテルに入りました。