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31日、東京・調布市を走行中の電車内で乗客が切りつけられるなどして17人がけがをした事件で、逮捕された容疑者は「事前にネットでナイフを購入した」と供述していることが分かりました。
放火する際に使ったとみられるオイルも大量に購入していた疑いがあり、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

31日の夜、東京・調布市を走行していた京王線の車内で72歳の乗客の男性が刃物で刺されて意識不明の重体になり、さらに放火された際に煙を吸うなどして中学生を含む16人がけがをしました。

殺人未遂の疑いで逮捕された職業不詳の服部恭太容疑者(24)は、席に座っていた男性を刺したあと、車内を移動しながらライター用のオイルをまいて火をつけた疑いがあるということです。

これまでの調べに対して「人を大量に殺して死刑になろうと思い、事前にネットでナイフを購入した」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

また、ライター用のオイルを10缶購入し、大型のペットボトルなどに入れて持ち歩いていたとみられるということです。

服部容疑者は福岡市の出身で、ことし6月に仕事を辞めたあと、1か月ほど前からは東京・八王子市のビジネスホテルに滞在していたということで、警視庁は計画的に準備を進めていた疑いがあるとして調べています。