営業中、次の訪問先とのアポイントまでに時間が空いてしまった、移動中に乗り継ぎ時間が空いてしまった、ということはよくあるのではないでしょうか。そういうときに利用したいのが駅のテレワークブースです。都心のターミナル駅を中心に増えてきていますが、使い勝手や料金プランはどうなのでしょうか。各社のテレワークブースをチェックしてみましょう。
駅中のテレワークブースのメリット
テレワークブースは、かつてよく見た電話ボックスのような形状の小さなワークスペースです。ブースの中にはデスクとWi-Fi、電源が備えられていて、15分単位などの短い時間で気軽に使えることがメリット。
防音効果があるため、他人の目を気にすることなく電話やWeb会議もできます。
また、子どもの送り迎えを待つ時間や、自宅で家族に見られたくないような作業など、プライベートでも利用されているようです。
テレワークブースの機能はどこも大きな差がありません。また、料金も15分275円がスタンダードなようです。
ですから、選ぶときは機能で比較するよりも、自分の利用したい場所に近いところという観点になりそうです。
会員登録料はどこも無料なので、移動が多いならいくつかのブースに登録しておくと便利です。
STATION BOOTH
出典:エキナカ×シェアオフィス – STATION BOOTH/DESK/ホテルシェアオフィス(ステーションブース/デスク/ホテルシェアオフィス)「STATION BOOTH・STATION DESK」 東日本旅客鉄道株式会社(https://www.stationwork.jp/)
JR東日本の駅に設置されたブース。2021年10月現在、292拠点で稼働しています。
一人または二人用のデスクがあるだけの小さいスペースですが、空調が完備され快適に仕事ができます。モニターも設置されているので、Web会議にも便利です。
基本的な使い方は、会員登録をして予約をするだけですが、空いているブースがあれば直接行ってもすぐに利用できます。
予約のありなしにかかわらず、スマートアプリのQRコードをかざして入室します。
基本料金は1人用/15分で275円、2人用/15分で330円。JRE POINTに登録したSuicaで支払うとポイントも付与されます。
会員登録:https://www.stationwork.jp/
STATION DESK
STATION BOOTHと同じくJR東日本の駅に設置されている共用のコワーキングスペースです。座席数は3席~16席。会話可能なブースと会話不可なスペースがあるので、利用時には確認を。
利用・予約方法はSTATION BOOTHと同様。会員登録はBOOTH、DESK兼用となります。
東京駅にある「STATION DESK 東京 premium」は、ウェルカムドリンク付きでラグジュアリーな雰囲気の中で仕事ができます。
基本料金は15分275円。STATION DESK 東京 premiumの価格はPREMIUM15分330円、ROOM15分1,320円(premiumはキャンペーン価格のため、今後変更になる可能性があります)。
CocoDesk
出典:CocoDesk:富士フイルムビジネスイノベーション「CocoDesk」 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(https://www.fujifilm.com/fb/solution/menu/cocodesk )
東京メトロやショッピングモール内に展開されている、富士フイルムビジネスイノベーションのプライベートオフィスです。デスクはPCのほか資料も広げられる広さがあり、足下には大きな荷物が収納可。電源やWi-Fi、モニター、防音パネルも設置されています。
長時間座っても疲れにくい椅子を採用し、部屋の明るさや空調による温度・湿度の調整にも気を配った設計になっています。
定期的な清掃と自動換気、抗菌・抗ウイルス対策に銀系無機抗菌剤のコーティングで、コロナ禍でも安心して使用できます。
利用には会員登録が必要で、専用Webサイトから予約します。解錠キーは利用者専用サイトに表示されます。
料金は15分275円。法人は請求書による処理、個人はクレジットカード決済です。
会員登録・問い合わせ:https://www.fujifilm.com/fb/solution/menu/cocodesk
テレキューブ
出典:テレキューブ|いつでもどこでも、働ける「テレキューブ」 テレキューブサービス株式会社(https://telecube.jp/)
首都圏と、JR大阪駅、JR新大阪駅をはじめとする関西圏に拠点があるブースです。電源、USBポートはもちろん、心地よい座り心地の椅子が整えられています。
今後、駅の構内、空港のロビー・ラウンジ、喫茶店、銀行、ショッピングセンターなどに設置が予定されています。プライベートの利用が多いのも特長です。
料金は個人の場合は15分275円。法人の場合は、15分275円の従量プランのほか、59時間分の利用権付き55,000円、100時間分の利用権付き88,000円も用意されています。
会員登録・問い合わせ:https://telecube.jp/
ZXY(ジザイ)
出典:ZXY会員サイト「ZXY(ジザイ)」 株式会社ザイマックス(https://member.zxy.work/)
小田急線内で2021年3月からサービスを開始したテレワークブース。2024年3月までに小田急グループの駅周辺商業施設30カ所への整備を目指しています。
Wi-Fiやモニターなどの設備はほかのテレワークブースと同様。費用別途でロッカー、複合機利用のサービスも。入室は、会員専用サイトからQRコードをかざして解錠します。
ZXYは駅以外でもさまざまなタイプのワークプレイスを展開しているザイマックスのサービスのため、サテライトオフィスサービスで会員登録すれば各種オフィスを利用できます。
問い合わせ:https://member.zxy.work/
まとめ
・テレワークブースは、電源・Wi-Fi・モニターなどが完備されて便利
・料金プラン、サービス内容にはあまり差がないので場所を基準に選ぶのがおすすめ
・空調や椅子にも工夫されていて長時間利用でも快適
自宅で仕事ができないときに使いたいコワーキングスペース
テレワークという言葉は在宅勤務として定着しつつありますが、本来はICT技術を利用して場所や時間にとらわれずに働く、新しいワークスタイルを指す言葉です。
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