Googleの最新Pixel、Pixel 6/6 Pro。
この新型Pixelの最大充電スピードについてちょっと気になる指摘が見つかりました。
まず、このPixel 6/6 Proは充電周りも前モデルから大幅アップグレードされており、最大充電速度は前モデルまでの18Wから30Wに大幅アップした、と捉えられています。
Pixel 6/6 Proの最大充電速度は30Wではなく22W
しかし今回、Android Authorityがこれについてテストを行い、実際にはPixel 6/6 Proの最大充電速度は22W止まりということが判明した模様です。
ご覧のようにバッテリーの%にもよりますが、比較対象のPixel 5やGalaxy S21 Ultraではほぼスペック通りの最大充電速度を出しているのに対し、Pixel 6 Proの充電速度は22W前後が充電最高速度となっており、これは30Wとは程遠いスピード。
これについては国内でも気づいているユーザーもいる模様。
これは一体どういうことなのでしょうか?
そもそも「30W充電対応」とは明記していない?
これ、ちょっと気になったので公式スペックページやヘルプページを確認したところ:
確かにスペック表などを見ても「30W充電器に対応」とは書いてありますが、「30W充電対応」「30Wで充電する」とは明記していません。
つまり、30Wの充電器は使えるが、30Wで充電するわけではない、ということに。
これ、言い方を変えればPixel 6/6 ProではGoogle 30W USB-C 充電器の最大性能を生かし切れていない、ということにもなります。
看板に偽りは「なし」
では、実際の時間で見た充電速度はどうなのでしょうか?
Pixel 6もPixel 6 Proも「条件による」とはしながらもスペック上で「急速充電:30分で最大50%充電」と謳っています。
そして実際に:
ちょうど30分前後のところでバッテリーが50%となっており、「30分で50%まで充電」という記述ついては「看板に偽りなし」ということになります。
充電速度は国内ではそれほど重要視されないという印象ですが、海外では重要な性能指標の一つと見る向きがあります。
そういった意味で、Pixel 6/6Proと同時発売された30W充電器があれば、端末自体も30W充電に対応と思ってしまうのは無理もありません。
それにしてもGoogleが22Wや25WではなくPixel 6/6 Proにはオーバースペックの30Wに対応した充電器をリリースした意図は何なのでしょうか?
将来的に30W対応のPixelをリリース予定、という可能性もありそうです。