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スマホを投げて動画を撮影するアイテム「AER TYP」
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

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近年、スマホのカメラ性能はますます向上していますが、ドローン空撮のような魅力的な映像を撮ることはできません。

しかしカメラ付きドローンは、費用、撮影場所、操作技術などの面で、多くの人にとっては遠い存在です。

そこでドイツを拠点とするグループ「AERVIDEO」は、スマホを投げて空撮のような映像を撮るアイテム「AER TYP」を開発しました。

現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中です。

目次

  • スマホを投げて気軽な空撮を楽しもう

スマホを投げて気軽な空撮を楽しもう

AER TYP
Credit:AERVIDEO

「スマホを放り投げれば、いつもと違った映像が撮れる」という突飛なアイデアを実現したのがAER TYPです。

この名称は、「AER – Throw Your Phone(電話を投げろ)」の略称であり、まさに自分のスマホを投げるための保護アイテムとなっています。

AER TYPはスマホのカバーと羽から成り立っており、誰でも簡単に装着可能。

自分のスマホを装着して投げるだけ
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

あとはスマホのカメラをONにして好きな場所に投げるだけで、ドローンを使ったような空撮ができます

頭上に放り投げるだけでも、空に登っていく映像と、空から地面に落ちていく映像の両方を撮影できるでしょう。

ダイナミックな空撮が可能
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

また海に向かって投げれば、崖から飛び込むような映像が得られます。

ドローン空撮はハードルが高いですが、これなら簡単にワンランク上の映像が作れますね。

独特な落下映像が撮れる
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

とはいえ、気になるのはその耐久性です。

AERVIDEOによると、「専門家と協力し、数え切れないほどの材料を研究した結果、耐久性・衝撃吸収性の高い素材を開発した」とのこと。

「再生プラスチックで作られた特殊素材は、スマホをあらゆる衝撃から守ってくれる」と主張しています。

衝撃耐性はテスト済み
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

実際、さまざまなテストの中では、壁に投げつけたり、ビルの屋上からコンクリートの上に落としたりしましたが、スマホが壊れたり、ひびが入ったりすることはなかったようです。

また水に浮くように設計されているため、海上で投げてもスマホが沈んでしまうことはありません

とはいえ、公式サイトでは手でキャッチするよう勧められています

地面に衝突しても大丈夫らしいが……やはりキャッチ推奨とのこと
Credit:AERVIDEO_AER – THROW YOUR PHONE (2021)

ちなみに、スマホの代わりに小型アクションカメラ「GoPro」をセットできる「AER2.0」もあります。

現在、AER TYPはクラウドファンディングサービスKickstarterにて支援が可能です。

59ユーロ(約7600円)の支援でAER TYPが提供されるので、「ダイナミックな映像を撮りたい」「大切なスマホを投げてもいい」という人は、支援してみてはいかが?

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参考文献

AER – Throw Your Phone