集英社は11月9日、同社内にXR事業開発課を新設し、XR事業「集英社XR」を始めたと発表した。ARやVRに限らず、5Gやそれ以降の未来のインターネット技術を使い、社会におけるXR(超越現実)体験の提供を目指す。
立ち上げ経緯について同社は「XRテクノロジーにより、これまで誌面上で創出してきたコンテンツを、世の中へより豊かに届けることができる」と表明。集英社の持つメディア全般のXR化とXRシステムの構築と運用を行うという。
XRを軸に、外部との新しいビジネスも開発する予定であり、VRコンテンツなどの制作を手掛けるティーアンドエス(東京都渋谷区)との業務提携も発表。他に、米Nianticが提供するARアプリ開発キット「Niantic Lightship ARDK」に関するパートナーシップ契約を同社と締結しており、グローバル規模での展開も視野に入れているとしている。