体温を超えるような暑さの北海道旭川市内で観測史上1位の37.6℃を観測
2021/07/28 15:30 ウェザーニュース
今日28日(水)は、関東をはじめと東日本や西日本、北海道で厳しい暑さとなっています。特に、北海道では気温が高く、15時までの最高気温は旭川市江丹別で37.6℃と、統計開始より観測史上もっとも高い気温を観測。そのほか、内陸やオホーツク海側を中心に、昨日に続いて記録的な暑さが続いています。また、今日の気温の全国4位の大分県日田市では、37.2℃を観測し、東日本、西日本でも厳しい暑さが続き、全国で15時までの猛暑日地点は、69地点となっています。
北海道は台風の影響で記録的な暑さ
この暑さをもたらしているのは、東北地方を通過中の台風8号です。北海道では晴れていることに加えて、台風の影響で南寄りの風が吹いてフェーン現象が発生していることが原因となります。山の風下になる内陸やオホーツク海側には、山をこえて乾燥した熱い空気が吹き降りるため気温が上昇。記録的な暑さになっています。
容赦ない暑さつづく
北海道では明日29日(木)は、やや気温が下がる所もありますが、厳しい暑さが続きます。札幌では今夜から明日29日(木)の朝は、最低気温が25℃近くなる予想で、熱帯夜になる可能性があります。札幌で熱帯夜になれば、2019年8月以来2年ぶりのことです。慣れない暑さで体調を崩すことのないよう、ご注意ください。また、東日本から西日本でも厳しい暑さが続き、特に湿った空気が流れ込みやすい関東から近畿、東北などでは湿度が高く蒸し暑さが続く見込みです。台風8号が通過した東北北部でも、天気が回復し暑さが戻ります。この先も暑さは衰える気配を見せない予想ですので、万全な暑さ対策、夏バテ対策を行ってください。