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リサーチ会社のMM総研が「2021年度上期 国内携帯電話端末の出荷台数調査」を公開していました。

まず、同調査によると2021年度上期のスマホ総出荷台数は前年度同期比10.5%増の1611.5万台。
うち、SIMフリースマートフォンは267.1万台で前年同期比29.7%増と、大きくシェアが増加しているのがわかります。内訳をみると、スマートフォンが1472.4万台(9.3%増)でそのうち。

AndroidメーカーではXperiaがトップ復活!

メーカー別のスマホ出荷台数シェアではApple、つまりiPhoneがトップは定位置ですが、Androidメーカー別では少し興味深い現象が。

ソニー製スマホ、つまりXperiaがAndroidスマートフォンでは1位になっています。

Xperiaここしばらく、国内でシャープなどにシェアを奪われる状況が続いており、MM総研の過去の上半期調査結果を遡って調べてみたところ:

Xperia(ソニー)に限ってみると2016年以降のシェア順位は1→4→3→3→4となっており、Xperiaが上半期で国内シェアトップになるのは3年ぶり、ということに。

ハイエンド市場全体が低迷し、ミッドレンジモデル主流の中、確かに今年はソニーのXperia Ace 2やXperia 10 IIIは習慣の売上ランキングでも常に上位を保っていました。

ただ、Xperia ACEの発売は5月末、Xperia 10 IIIの発売は6月だったので、これらのモデルの売上はほとんど統計には入っていないような。(個人的にはAQUOS sense5Gが予想外の不評だったことが大きいような気もしますが。)

だとすると、今年前半にXperia 5 IIやXperia 10 IIといったモデルが好調だった、ということになり、2021年下半期のXperia出荷シェアはさらに伸びる可能性がありそうです。

ちなみに先日、海外でも今年はXperiaフラッグシップのシェアが回復している、という情報を先日お伝えしましたが、2021年は意外とソニーにとってスマホ市場で再び存在感を高めるきっかけとなる重要な年となるのかもしれませんね。

ソース:MM総研