「まず、“坂道グループ”ファンの僕からしたらありえない発言ですね(苦笑)。ただ、今回の父の件については言葉狩りのような感じになっているという印象は受けました。こういったら悪いですけれども、たかがYouTubeでの発言じゃないですか」
こう話したのは、フリーアナウンサー・徳光和夫(80)の次男であるタレントの徳光正行(49)だ。
さかのぼること10月30日、父の和夫は浅草キッド・水道橋博士(59)のYouTubeチャンネルにアップされた動画で、“明石家さんまは年齢の衰えを知らない”と表現するために「まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」と語った。和夫はAKB48グループの選抜総選挙で9回も司会を務めてきただけに、そのセクハラ発言はネットを中心に非難轟々となった。
そして11月10日、『週刊女性PRIME』によると正行は冒頭のように「たかがYouTubeでの発言」と父を擁護。さらに「YouTubeというのは“視聴者が選択して見るメディア”ですよね」といい、「さんまさんの元気さ・活力ぶりを言い表すためのフレーズですので、そこまで否定に値することではないのかなというのが個人的な印象です」「若い女性を指す言葉といえばAKBくらいしか浮かばなかったのだと思います」などと語ったという。
しかし、ネットでは正行の擁護に厳しい声がこう上がっている。
《息子も分かってない。AKBの問題では無くて女性に対してあってはならない発言として問題になってるのに。マスコミに父親のフォローをするなら何が問題なのかを分かってから発言した方がいい》
《徳光氏に問いたい。「本当に若々しかったですね。まだ、うちの孫娘の1人や2人は妊娠させられますよ」と言えるのか。できるなら言ってごらんよ。家族ならだれでも吐き気を催すだろう》
そして「たかがYouTube」という発言にも《いつからYouTubeは何を言っても何をしても許されるようになったんですか?》《視聴を選択出来る発言でも、内容により批判が起こるのは当然だ。YouTubeと言っても、倫理上、社会通念上誤った内容をぶちまけて言い分けでは無い》と批判されている。
■正行もかつて“女性蔑視的発言”を……
そもそも、正行も“女性蔑視的な発言”をした過去が。
「今年3月の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、『飲み会で寝たふりをして、女性がそばにくると抱きつく』と明かしていました。『ケアがしっかりしているからトラブルにはなっていない』といいながらも、そのケアとは“タクシー代を渡す”とのこと。女性を軽視しているように感じます」(テレビ局関係者)
和夫の“AKB発言”は動画から削除され、11月7日には水道橋博士が自身のnoteで「ボクがボクの発言で炎上して火だるまになるのは、覚悟もできているが、尊敬する大先輩を巻き込むのは、顔から火が出るほど恥ずかしく申し訳ない気持ちになる」と投稿。しかし、AKB48に所属する女性たちへの“申し訳ない”という気持ちはつづられていない。
そして正行も騒動を「言葉狩り」とし「若い女性を指す言葉といえばAKBくらいしか浮かばなかったのだと思います」と、AKB48に所属する女性たちの気持ちをフォローしていない。
若い女性たちが突然浴びせられたセクハラ発言。「たかがYouTube」という言葉で片づけても構わないのだろうか?