将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」を制して史上最年少で「四冠」を達成した藤井聡太さん(19)が対局後の会見に臨み「これまでと変わらず、強くなることを目標に据えて取り組む」などと今後の抱負を語りました。
藤井さんは山口県宇部市で行われた「竜王戦」の第4局に勝利して4つ目のタイトルを獲得し、史上最年少の「19歳3か月」で「四冠」を達成しました。
対局後の会見で藤井さんは「タイトル獲得についてはまだ実感がわかないですが、『竜王位』は最高峰のタイトルなので、とても光栄に思っています」と喜びを語りました。
「竜王戦」を終え、成長した点や課題を聞かれると「序盤については重点的に取り組んでいるので、以前より成長できたと感じています。一方で、うまく判断できない局面が対局ごとにあり、実力が足りないと感じることがあるので、そういうところは減らさなければならない」と話していました。
そして「『竜王』のタイトルにふさわしい将棋を指していければと思います。これまでと変わらず、強くなることを目標に据えて取り組んでいければと考えています」と、今後の抱負を語りました。