もっと詳しく

Googleの最新フラッグシップ、Pixel 6シリーズ。

これまで国内でリリースされたPixelでは最も好調な売れ行きという印象を受けますが、いくつか不具合問題が浮上しているのも事実。

そして今度は仕様の記述に関する問題がでてきたようです。

以下は記事執筆時点でGoogleの公式ヘルプページ上に掲載されているPixel 6 Proのスペックの一部。

ご覧のように同モデルのRAM規格は「LPDDR5x」となっており、これはPixel 6でも同様の記述となっています。

また、私は発表当初の記述がどうなってたのかを確認していませんが、一部ユーザーによると公式製品ページのスペック上にも当時は「LPDDR5x」と記載されていたとの指摘も見られます。

一方、現在の日本語版のPixel 6/6 Pro公式スペックページではこのメモリに関する記述が削除されている模様。

しかし、英語版では記述が残っており、確かにRAM規格は「LPDDR5」と記載されています。

となると、正しいのはどっち?ということになりますが、Techsightという海外サイトによるPixel 6 Proの分解画像によると、同モデルに搭載されているメモリはMicron 12 GB LPDDR5 MT62F1536M64D8CH-031 WT:Aという型番、つまりLPDDR5xではなくLPDDR5ということに。

また、LPDDR5xは規格自体が7月に発表されたばかりで、製品としてはつい先日、サムスンが発表をしたばかり。
この点からしてもPixel 6/6 Proが「世界初」のLPDDR5xを搭載、というのはかなり非現実的です。

なお、今回の誤記載はおそらく意図的なものではないとは思いますが、LPDDR5とLPDDR5xではかなり大きな性能差 (処理速度で1.3倍とも言われています) があるようなので、後々問題となる可能性もあるので、早目に修正をした方が良さそうです。

ソース:Google