入念な準備するなおどらログのなおです。
今回、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集を読みました。
子供の頃のなぜなぜどうして?と人に聞きまくる行為は大人になってもやっています。
ユダヤ人は議論が好きです。
私も議論は大好物です。
今回の記事は
成功者と呼ばれる人たちはどんな考え方をしてるの?
先々のことを考えてって言われても、どこまで考えるの?
自分の行動が正しいのか不安。
そんな人に向けた内容です。
わかること
考え方一つで世界が変わる。
ユダヤ人って?
「ユダヤ人は世界で起こる不幸を一番先に予知し、一番最後に幸福を知る人々である」
引用:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
ユダヤ人としての人種は昔では存在しているされていたが、今は一つだけの人種は難しいとされます。
多くが居住地の他の住民と同化しているためです。
唯一の定義は
ユダヤ人の母から産まれた者、もしくはユダヤ教に改宗し他の宗教を一切信じない者
引用:Wikipedia
です。
ユダヤ人の代表的な人は
- ユダ・マカバイ(指導者)
- ジークムント・フロイト(心理学者)
- カール・マルクス(思想家、資本論)
- アインシュタイン(理論物理学者)
- スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
- ラリー・ペイジ(Google共同創業者)
- セルゲイ・ブリン(Google共同創業者)
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
です。
ユダヤ人は多くの功績を残しています。
ノーベル賞では800人を超える個人に贈られているが、その20%以上がユダヤ人です。
ユダヤ人は世界の人口の0.2%以下を構成するにも関わらずです。
どうしてユダヤ人はこんなに成功を収めるのでしょうか。
ユダヤ人の成功の秘密は、ヘブライ聖書とタルムード
ユダヤ人にとって
- 生きるために
- 日々の幸福を得るために
ヘブライ聖書とタルムードを勉強しています。
この2つは人生の羅針盤と言えます。
ヘブライ聖書とは
モーゼ5書、別名「トーラー」と呼ばれる「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の書物が基本になっている。
引用:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
そして、ヘブライ学者の議論を書き留めた議論集が「タルムード」です。
タルムードとは、古代ヘブライ語で「研究」「学習」を意味する言葉。盛り込まれている内容は、日常生活の慣習や医学、衛生、子育て、紛争解決、家庭から恋愛、セックスにいたるまで、あらゆる事柄についてのいろいろな規範とそれに関する詳細な議論のすべてを記してある。
引用:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
ヘブライ聖書とタルムードは人生に起こり得るあらゆる問題を知り、柔軟に対処する術を身につけるための知恵の宝庫です。
幼い頃からこうした知恵を学び、考え、自由奔放に思考を巡らせ困難を切り抜けて来ました。
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集では、お金のこと、ビジネス、困難の乗り越え方などを選んで紹介してくれています。
「タルムード」金言集を読んで学んだ事は、お金、ビジネス、サバイバル
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集は良いところしかありません。
通常ビジネス本は伝えるべき部分は1割ほどと言われます。
私はその1割を自分なりに解釈したものをまとめていました。
しかし、タルムード金言集は違います。
ほぼすべてが知っておくべきことで、覚えておくべきことです。
かといって、すべてを紹介することは無理なので、私がタルムードから学んだ事を紹介します。
お金は怖い、汚いものではなく幸せには必要なもの
金は天下のまわり持ちと言うのは、今は貧乏でもお金が巡り巡って自分に戻ると言う楽観的な日本のことわざです。
でも、ユダヤ人は知恵のないものに金は巡ってこないという考えです。
特に心の安定、平穏はお金があることで成り立つと考えます。
お金を冷静に見れるので、どう使いこなせば幸せになれるのかを考え続けます。
あまり使わない生活のため、お金持ちランキングにも上位を保ち続けます。
しかし、お金にがめつくなれと言うわけではありません。
どのように使うのが人生に効果的かを考えています。
魔法のザクロ 痛み無くして成功は無し【タルムード】
苦労して手に入れた魔法のザクロを失うことで、お姫様と結婚をする話です。
数えられるものはなくなりますが、一度手にするとなくならないものがあります。
幸福もその一つです。
得られるものは消えるものではないところが重要です。
ユダヤ人が大事にするものの代表が
学び(方法を含む)
芸術(絵画、踊りを含む)
音楽
です。
私の好きなショーシャンクの空にでの名台詞を思い出します。
音楽は決して人から奪えない
引用:ショーシャンクの空に
主人公が懲罰房で長いこと入れられることがありました。
暗闇で動くことが出来ず、時々ご飯が来るだけの生活です。
殆どの人はそこに入りたくありません。
しかし、本人は辛くなかったです。
なぜなら頭の中の音楽がずっと鳴り響いていたからです。
学問、音楽、芸術は何度も思い出す事ができます。
そういう幸せのコツの一つにお金を持ち続けるのではなく、お金を含めて何かを失うことで得ることができるものがあることを知ることです。(ノーペインノーゲイン)
ナポレオンとニシンの話 小さく儲ける【タルムード】
自分の身の丈に合った儲けをするべきです。
望むものは何でも上げると言われ2つの国は大きいお願いをしました。
ユダヤ人は魚を2匹だけお願いをしてもらいました。
結果、ユダヤ人はすぐに願いを叶えてもらいました。
他の国は願い事が大きすぎて、何も得ることができなかった話です。
ここであるように他人にバカにされようと小さく儲けることを繰り返すことが一番大切です。
何もしない何もできないまま何も得られないのは当たり前です。
小さく動いて小さく儲ける(小さく節約する)のは商売の基本です。
金の冠を被った雀 見栄えが良いと狙われる【タルムード】
雀であるにもかかわらず、金の冠をお願いしたせいで狙われやすくなり雀の数を減らした話です。
弱者は金持ちのように振る舞ってはいけない教訓の話です。
強者に狙われやすくなり大変危険な状態になります。
リスク管理の大事さも説いています。
お金を一時的にでも掴む人は少なからずいます。
しかし豪勢に使わず、慎ましく使うことが身を守ることになります。
大量のお金を貰えば守りにお金をかけるようになります。
見せびらかすのはやめましょう。
ソロモン王のウィズダム 懸命で賢明な生き方【タルムード】
ウィズダムとは、「自分の判断、選択、行動、決心、言葉、によって、自分自身や家族が、不幸になったり不愉快な思いをしないようにする賢明な生き方」なのである。
引用
この話から私が学んだことは、人の賢明な生き方をお金を払ってでも聴くことです。
つまり、ビジネス書が現代のウィズダムと考えました。
お金の奴隷にならない5つの心構え
Decent(適正) ⇨ 身の丈に合った報酬、生活を
Discipline(自己規制) ⇨ 日々勉強を重ねよ
Restriction(自己抑制) ⇨ 誘惑に負けないよう自分を抑えよ
Control(自己管理) ⇨ しっかり自分を管理せよ
Honest(正直) ⇨ 嘘をつかず、正直に生きよ
引用
お金の奴隷となると大切なものが見えてこなくなります。
程々を知り、お金に対する自制心を持つことです。
まさに人生の基本です。
これらのタルムードのお金の話は例があるのでとてもわかり易く心に響くものでした。
ユダヤ人の教育方法
ユダヤ人のビジネスで使えるタルムードは多くあり、全て紹介するのはできません。
その中でも私が考えたことがなかった教育方法を知ったので、それを紹介します。
母鳥と三羽のヒナ 教育とは「教育することを教育する」こと 【タルムード】
母鳥と3羽のヒナがいて、大雨になり危険な状態となりました。
母鳥は海を渡り安全な場所を知っているので、1羽ずつ運ぶことになりました。
1羽くわえて運ぶとき、母鳥が子供に訪ねました。
「子供よ、命がけでお前を運ぶが、代わりに子供は何をしてくれるのか?」
子供は答えました。
「そんなことを考えている暇はない。安全な場所へ行こう」
そのヒナは海に落とされました。
次の1羽を運びながら、同じ質問をしました。
子供は答えました
「毎日食物を運んできて恩返しします。」
そのヒナは海に落とされました。
最後の1羽を運びながら、同じ質問をしました。
子供は答えました。
「私は母がしたことを必ず私の子供にするつもりです」
無事このヒナを安全なところへ送り届けました。
この話から学ぶことは、教育とは「教育することを教育する」ことです。
私にとってこの話は衝撃的でした。
今まで仕事で人に指導するときは課題を与え、考えてもらい、答えてもらうことを繰り返していました。
しかし、最終的な目標を決めていませんでした。
目の前にいる人の教育しか考えていませんでした。
目標は教育することを教育することです。
これからの仕事のやり方を変えていきます。
ユダヤ人のサバイバルとは最小リスクの最小成果
ユダヤ人は自分が無事であることを優先にします。
日本人のようなイチかバチかは選びません。
自分が大きく儲けようとすると必ず大きなリスクが待っているとユダヤ人は知っています。
キツネとぶどう畑 選択肢は自分で見つけるもの 【タルムード】
キツネが柵がついたぶどう畑に忍び込むために極限まで痩せて柵をすり抜け食べた話です。
食べすぎたキツネは外に出られません。
選択肢は
1 残部吐き出して外に出る
2 お腹が凹むまでぶどう畑にある
です。
どちらでしょうか?という話ですが、ここでの選択肢は与えられたものであって、別の選択肢を提示することが答えです。
ユダヤ人は行動に移る前にリスクを分析します。
1回のチャレンジは僅かな成果でいいので、リスクが少ないほうがいいと考えます。
少しの成果があれば再チャレンジする機会は必ず来るからです。
これを繰り返すことで成果は積み重なります。
自分がどうしようもならない状態にはしません。
用心しすぎたアラブの商人 過剰な用心は良い結果を生まない 【タルムード】
砂漠の横断が無事にできるか心配しすぎて過剰な装備で出た商人は、ラクダが重さに潰れ、自分も砂嵐にあい、食料が付きて大事な荷物を置いて命からがら近くの村についた話です。
過剰な用心ですべてを失いました。
先程の「キツネとブドウ畑」では最小のリスクと最小の成果でした。
過剰な用心は過剰な用心を産み、逆に危険だという教えです。
心配ではなく、適正なリスクを計算することです。
「タルムード」金言集は進むべき道を示してくれる。人生の基礎。
「タルムード」金言集を読んで、私自身が疑問に思っていた事も解決してくれました。
ユダヤ人の教えの通り、幸せにはある程度お金がないといけません。
そして、お金を手にしたからと言って、決して自慢はしていけなくて、少し余裕があれば人にプレゼントする。(寄付のようなもの)
お金を使うとき、数えられるような物にはお金を使わないことです。
例えば、学問、音楽、芸術。
私は体験をすることにお金を使うことが大事だと思います。
家族との思い出作りにお金を使います。
お金の稼ぎ方は、小さいリスクから小さく成果を出すことです。
私はブログやせどりをしています。
両方とも小さいリスクで小さく稼ぐことが出来るビジネスです。
考え方がまとまっており、自分の中での道が出来てきました。
本当に一度は読んでほしい本の一つです。
以上!おわり!
参考:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
The post 将来が不安?ユダヤ人の考え方を知ると人生の基礎と応用が出来る【タルムード金言集レビュー】 first appeared on なおどらログ.