Apple Watchの人気が高まるにつれ、Appleはさらに多くのモデルを発売し続けています。
中でも、一番人気の2つのモデルが「Apple Watch Series 7」と「Apple Watch SE」です。
今回は、自分にピッタリのApple Watchはどちらかを決めるべく、この2つのモデルを比較してみましょう。
1. ディスプレイとデザイン
Apple Watch Series 7とApple Watch SEの一番顕著な違いの1つがディスプレイのサイズです。
Series 7は、Apple Watchのシリーズの中でも一番画面が大きいです。ケースを縦に長くしながら、画面周囲の枠を大幅に狭くすることで、この大きさが実現しました。サイズごとにディスプレイの面積を比較してみましょう。
45mmディスプレイモデル:1,143平方mm
41mmディスプレイモデル:904平方mm
44mmのディスプレイモデル:977平方mm
40mmのディスプレイモデル:759平方mm
SEは、Apple Watch Series 4〜6と同じ画面サイズです。
小さな違いに思えるかもしれませんが、Series 7とSE を比べると明らかに違います。大きなディスプレイによって、Apple Watchのあらゆる体験が向上しています。
画面の大きさをアピールするのに、AppleはSeries 7にしか使えない新しい文字盤を2つ用意しています。
「輪郭」の文字盤は、数字がディスプレイの縁に配置してあります。「モジュラーデュオ」の文字盤は、データの豊富な2つのコンプリケーションを1画面で見ることができます。
また、watchOS 8から、AppleはSeries 7のストップウォッチやアクティビティ、アラームなどの純正アプリのボタンや画面上の要素をさらに大きくし、操作しやすくしています。
そして、Series 7だけの一番大きな特徴は、タップやスワイプもできるQWERTY配列のキーボードが搭載されていることでしょう。特別なAIによって、入力したものが画面に表示されるようになっています。
これらの最後の違いは、SEにはない「常にオン」の機能がSeries 7にあるところです。名前から想像できると思いますが、手首を下におろしていても、時間やアプリからの情報を常に表示します。
画面サイズは違いますが、両モデルともにDigital Crownやサイドボタンを備えた、同じようなデザインです。センサーと充電コネクタは、どちらも背面に付いています。
2. 機能
Series 7とSEは、計測できるヘルスケアの機能も違います。どちらも、その時の心拍数を測定し、心拍数の高低を通知する心拍センサーはあります。また、不規則な心拍の通知もします。
血中酸素と心電図の計測機能はSeries 7にしかありません。
心拍数の計測と同じように、Series 7は血中酸素レベルを測定します。酸素を運ぶ赤血球中のヘモグロビンの値を測定する重要な指標です。
心電図アプリを使うには、自分の指をDigital Crownに当てて、心臓からの電気信号を測定します。心電図に異常がある場合は、心臓に問題がある可能性があり、治療が必要なこともあります。
血中酸素と違い、心電図は毎回手動で行なわなければなりません。すべての情報は、Appleのヘルスケアアプリで確認できます。
3. バッテリー寿命と充電
Series 7とSEのバッテリーの大きさはそれほど違いませんが、Apple曰く、通常の使用であればバッテリー寿命はどちらも最大で18時間です。
したがって、夜間に充電するまで1日十分に保ちます。
充電速度に関しては、改良されたハードウェアのおかげでSeries 7のほうが優れています。Series 7に同梱されているApple Watch磁気高速充電を使うと、最大で33%速く充電することができます。
この高速充電のおかげで、完全に充電が切れたSeries 7を、約45分間で80%の充電状態にすることができます。
4. サイズ、色、価格
Series 7には、45mmと41mmの2つのサイズがあります。さまざまなケースと色から選ぶことができ、下位モデルはアルミニウムケースで、ミッドナイト、スターライト、グリーン、ブルー、(PRODUCT)REDの5色です。
GPSモデルは48,800円(税込)から、GPS + Cellularモデルは60,800円(税込)からです。
Apple Watch NikeのSeries 7は、同サイズ、同価格で購入できます。ケースはミッドナイトとスターライトからしか選べませんが、特別なNikeスポーツバンドが選べます。
また、Nikeモデル限定の文字盤があり、「Nike Run Club」アプリもプリインストールされています。
シルバーステンレススチールやブラックステンレススチール、グラファイトステンレススチールケースのモデルは、82,800円(税込)からです。
チタニウム、もしくはブラックチタニウムケースのモデルは、94,800円(税込)からです。
高級ブランド好きには、141,800円(税込)からのApple Watch Hermèsシリーズもあります。ステンレススチールのSeries 7に高品質のバンドを組み合わせます。
SEのGPSモデルは32,800円(税込)から、GPS + Cellularモデルは38,800円(税込)からです。ケースの素材はアルミニウムだけで、色はスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色です。
SEのNikeモデルの価格は同じで、色はスペースグレイかシルバーです。
どちらのApple Watchを選ぶか
Apple WatchのSeries 7かSEで迷っている時は、自分に必要な機能やどのようにApple Watchを使うかをしっかりと考えることが重要です。
健康状態を把握するための機能一式を求めているなら、Series 7がベストでしょう。また、できるだけ画面の大きなApple Watchが欲しい場合は、さらに高額なモデルを選んでもいいと思います。
しかし、初めてのウェアラブルデバイスを購入するのに、コストパフォーマンスのいいものを探している場合は、SEを選ぶのがいいと思います。
素晴らしいディスプレイと豊富な機能を備えたApple Watchを、かなり安価で手に入れることができますよ。
自分にピッタリのApple Watchを選ぶ
Apple WatchのSeries 7とSEは、見た目は非常に似ていますが、比較すると大きな違いがいくつかあります。
この2つのモデルをよく理解した上で、自分に合ったApple Watchを選んでみてください。
Original Article: Apple Watch Series 7 vs. Apple Watch SE: Which One Should You Choose? by MakeUseOf
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