Appleが来年後半の発売を目指している次世代「iPhone 14」シリーズについて。
Appleはこの新モデルにUSB-Cポートを追加する計画であることをiDropNewsは独占情報として伝えています。
Appleの計画にに詳しい複数の関係者によると、USB-Cポートは新しいProモデルに追加されるそうです。
関係者によると、その理由は大きく3つあります。
1つは、転送速度です。
iPhone 14 Proでは、現行のiPhone13 Proと同様に、ProResで映像を記録できるようになるようですが、ProResはかなりの容量を消費します。
例えば、1分間の4K ProResビデオは6GBものストレージを消費します。プロユーザーがProResを使って動画を撮りためればあっという間にストレージは満杯になるはずです。そこで、iPhoneからMacやPCに映像を転送する必要が出てきますが、問題はLightningポートの転送速度の問題です。2012年に登場したLightningはUSB2.0の速度しかなく、このような大容量のデータの転送には向いていません。
2時間の4K ProResの生ビデオを録画するとその容量は720GBにもなります。そのデータをLightningケーブルでパソコンに転送すると3時間45分もかかってしまうとiDropNewsは指摘しています。
一方、iPad Proに搭載されているUSB-CとUSB 4テクノロジーであれば、同じことが2分38秒で可能になる計算だそうです。この差はとてつもなく大きいです。
iPhoneが「Pro」を名乗るモデルを用意し続けるなら、その名にふさわしい性能を与えるべきです。
2つ目は、法的な問題です。
Appleは、USB-Cのようなユニバーサルコネクタを搭載しないことによる将来の法的問題を避けたいと考えています。米国やEUは、すべてのデバイスにUSB-Cポートを搭載することを推進しており、この規格に従わないメーカーには罰金を科す用意があります。
Appleは2023年にはPro以外のモデルのiPhoneでもUSB-Cを採用するとiDropNewsは予想しています。
3つ目は、環境とコストです。
環境保護はAppleにとって非常に重要な問題であり、同社のコアバリューの一つでもあります。経営陣は、問題が多いLightningを使い続けることはできないと考えているとiDropNewsは指摘。iPhoneがUSB-Cに切り替わり、すべてのスマートフォンのコネクターが1種類だけになれば、明らかに環境に貢献することになるはずです。
ユーザーも1種類のケーブルと1種類の充電器だけで済みます。これらだけで、iPhoneも、モバイルバッテリーも、充電器できるようになるわけです。
他方、Appleは最終的にはポートそのものを搭載しない、ポートレスにしたいと考えているとも報じられており、USB-Cへの移行は過渡的なものとなるかもしれません。
iPhoneでのUSB-Cポートの採用の噂は今に始まったことではなく、長い間、浮かんでは消えていました。今回も同様に、噂の1つとなる可能性はあります。今後の情報に引き続き注目していきましょう。
via Forbes JAPAN
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