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インドのデリー首都圏にある地下鉄サウスキャンパス駅の前。グルプレート・シンさん(84)は汚れた麻の敷物の上で食べ物を乞い求めている。

施し物や日雇いの賃金で食いつなぐ他の数百万人のインド人と同様、シンさんは屋外に出て、厚いスモッグに覆われた首都の大気を吸うしか選択肢がない。

「ここに来て待っていると、食べ物をもらえることもある」とシンさんは話す。わずか数メートル先で排ガスを吐き出す三輪タクシー…