復興工事で死傷事故が急増 人手不足で高齢・未経験者就労
東日本大震災の復旧・復興工事が急ピッチで進む被災地で、建設現場での死傷事故が後を絶たない。宮城県では2012年の事故発生件数が過去10年で最悪を記録したほか、岩手、福島両県も増加。工事の増加に加え、作業員が不足し、高齢者の現場復帰や未経験者の新規就労が増えたことも要因とみられる。各地の労働局などは、講習会などで安全意識の向上を呼びかけている。
2013/1/29 日本経済新聞
この新聞記事は、被災地の建設現場の話しですが、原因は単なる人手不足では無い様です。全国的に公共工事が減少して、建設関係者が減少していることが、大きな要因の様です。工事が減っているので、企業は新規の雇用ができません。
工事がある時には、企業はベテランの高齢者を使うことに、なりますが高齢者もさらに年をとり、引退する方も出てきます。現在は、被災地の建設現場で起っていることが、これから、全国の建設現場でも起ります。
歳出削減も大切ですが、あまり公共工事を減らすと、経験者が不足してきます。橋や道路や建物の建設やメンテナンスもやろうとしても、人材不足でできない、そういう時代がそこまで来るかもしれません。