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 世界首位を争うブリヂストンは競合を突き放す一手として「EVバス専用タイヤ」の開発を進め、試作タイヤで実証実験に参画した。2020年秋、横浜市を走る路線バスに装着。接地面(トレッド)に施した驚異の「隠れ溝(ミゾ)」設計により、転がり抵抗を2割下げ、EV電費の1割向上を実現した。航続距離の延長に貢献し、自動車メーカーの車両開発を変える可能性を秘める。同タイヤはいかにして生まれたのか。開発の裏側に迫った。