投資家の中には依然、新型コロナウイルスのデルタ変異株やアフガニスタン情勢に神経をとがらせている人がいるかもしれない。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先月27日、インフレ懸念に即座に対応するつもりはないと示唆したことで、多くの人の懸念は和らいだ。 パウエル氏が債券購入プログラムの縮小(テーパリング)には慎重な姿勢で臨むと示唆したのを受け、米金融市場の心理はここ数日で大幅に改善…